ほんのちょっとの手間で返礼品の値段が安くなる? ふるさと納税の知っておきたい工夫を専門家が解説

元横綱の貴乃花光司(53)はいまや『ふるなび』のCM常連となった。写真は同社HPより引用

専門家が厳選したホタテ・ねぎとろなどの返礼品を紹介!

居住地以外の自治体に収入に応じた寄付を行うことで、住民税と所得税の控除を受けることができるふるさと納税。前編記事では、専門家に助言を仰ぎ、1万円以下で申し込めるおトクな返礼品としてフルーツをいくつか紹介した。

続いてフルーツ以外の食品に目を移そう。以前なら1万円以下の寄付でも5kgの新米を受け取ることができたが、全国的なコメの高騰もあり、現在は1万円の寄付で2kgとおトク感があまりない返礼品が多い。そこでオススメなのが、宮城県角田(かくだ)市への寄付だ。1万円で、180gのパックごはんが24食届く。味は新米に劣るが、利便性と量は申し分ない。

「静岡市のねぎとろ(1万円寄付で100g×15パック)はご飯にかけるとウマい。個包装の冷凍品なので、食べたいときに食べたい分だけ解凍して、醤油をたらせばねぎとろ丼になります。

東日本随一の若鶏の産地である岩手県二戸市の鶏もも肉2kg(9000円寄付)も、唐揚げにしたりすればご飯のお供に最高ですね」(前出・甲斐氏)

高額なイメージのある魚介類にも、実は少額返礼品がある。

「ポピュラーなのは、鰹のたたきです。おもに5000円の寄付で申し込める自治体が多いのですが、『Amazonふるさと納税』だと愛媛県愛南町への4000円の寄付で400gの鰹のたたきを受け取ることができます。

また、最近人気が高まってきているのが、小容量タイプの冷凍鮭。三重県大紀町(たいきちょう)へ6000円を寄付すると、1kg送られてきます。冷凍鮭というと、3kgで1万3000円などの返礼品が定番ですが、かなりのボリュームなので冷凍庫のスペースを圧迫します。しかし1kgなら、単身世帯など冷凍庫がさほど大きくない世帯にも使い勝手がよく、オススメです」(前出・飛田氏)

ほかにも、1万円以上の寄付額が必要なことの多いホタテも、北海道別海町なら9500円の寄付で400gも受け取ることができる。

「1万1500円で出しているサイトが多いですが、『楽天ふるさと納税』で、『バラエティ』サイズを選択、配達時期を『翌年1月末まで』と選択すると、9500円に。大粒ではありませんが、総重量は変わりません」(同前)

9月末までに食品を大量に申し込んでいるなら、日用品を選ぶのも一つの手だ。

「福岡県嘉麻(かま)市への8000円の寄付で、地元企業であるロケット石鹸の食器用洗剤600mlの20本セットが手に入ります。岐阜県関市の『関孫六爪切り』(5000円寄付)もオススメですね。10年使っていますが、切れ味が一切落ちません。

家でハイボールを飲む人なら、静岡県裾野市の強炭酸水(4500円寄付)を頼むのもいいですね。500mlペットボトルが24本入っています」(前出・甲斐氏)

大手コンビニのファミリーマートが運営している『ファミマふるさと納税』には、ファミマカフェの『モカブレンドS』の引き換え券5枚セット(愛知県春日井市、3000円寄付)など、ファミマの店舗で使えるクーポンもある。

「かつて、ふるさと納税のポータルサイトを運営する各社は、『いかにポイントをつけるか』で争っていました。しかし、それが禁止されたいま、『同じ商品でも他社より寄付金額が安い』『自社でしか扱っていない商品がある』『発送が早い』といった観点での競争が起きています。

つまり今後は、おトクなサイトで返礼品を選ぶのではなく、欲しい返礼品ごとに各社の寄付金額を比較することが求められているのです」(前出・飛田氏)

今年の申し込み期限終了まであと1ヵ月。限度額いっぱいまで寄付をして、最高におトクな年末を過ごしてはいかがか。

圧倒的な販売網を活用し、発送の早さに定評がある『Amazonふるさと納税』。写真は同社HPより引用

『ふるさとチョイス』のCMには女優の池田エライザ(29)が出演中。写真は同社HPより引用

『楽天ふるさと納税』のCMにはお笑い芸人の藤森慎吾(42)が出演。写真は同社HPより引用

『さとふる』のCMには芸人の東京03、女優の麻生久美子(47)らが出演中。写真は同社HPより引用

『FRIDAY』2025年12月12日号より