チーズ鱈を生んだ食品老舗 なとり【経済トレンド】

なとりの東京都内の工場で商品を生産する従業員=1963年、東京都北区
チーズと魚のタラを組み合わせたおつまみ「チーズ鱈」を生み出した老舗食品メーカー。1937年、東京都内で創業者名取光男が「名取精米店」を開いたのが始まり。1948年に水産加工物を手がけ、加工品「いかあられ」を発売。その後もイカやタラなどを加工した珍味を販売した。(共同通信=増井杏菜記者)
長年、大相撲を支えてきた。創業者が関取の後援会長を引き受けたことが縁で、着物が不足した戦後すぐに力士の名を呼び上げる「呼び出し」の着物を提供。製品包装に呼び出しの後ろ姿を描いた。今も日本相撲協会の公式パートナーを務める。
1980年代に入ると、消費者の食生活の洋風化が進んだ。「変化に対応した新しい視点の商品作りをしたい」と決意。和洋折衷の珍味の開発に着手した。試行錯誤して1982年に「チーズ鱈」が誕生。今までにない味わいとして大ヒット。翌年、サラミソーセージも発売し、業績を伸ばした。
1991年に現在の社名に。2004年、チルド商品も打ち出した。現在はおつまみを中心に約570品の豊富な商品を展開している。

呼び出しの後ろ姿が描かれた1974年当時の商品カタログ

なとりの1982年発売当時の「チーズ鱈」

なとりの本社=東京都北区

なとりが現在販売する「一度は食べていただきたい 贅沢なチーズ鱈」
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