【2月13日に支給】年金生活者支援給付金の対象者|申請しないともらえない? 手続き方法や平均的な国民年金・厚生年金の受給水準も確認
- 年金生活者支援給付金とは?年金に上乗せされる生活支援制度
- 老齢年金生活者支援給付金の対象者とは|支給要件を整理
- 老齢年金生活者支援給付金【支給要件を見る】
- いくらもらえる?老齢年金生活者支援給付金の給付額と支給日
- 年金生活者支援給付金の支給日:原則「偶数月の15日」
- 平均的な年金額はいくら?国民年金・厚生年金の受給水準を確認
- 国民年金・厚生年金の平均年金月額《全体・男女別》
- 厚生年金(※国民年金月額を含む)
- 申請しないともらえない?老齢年金生活者支援給付金の手続き方法
- これから65歳を迎え、老齢年金の受給がスタートする人
- すでに老齢年金を受給している人
- 年金生活者支援給付金「要件満たせば、2年目以降は手続き不要で継続受給」
- 【参考データ】平均余命と高齢期の生活期間|長く続く年金生活を考える
- まとめ|2月支給前に確認を|年金生活者支援給付金の増額を確実に受け取るために
来月の年金に上乗せ|老齢年金生活者支援給付金の対象者・支給日・手続きの確認ポイント

【2月13日に支給】年金生活者支援給付金の対象者|申請しないともらえない?手続き方法や平均的な国民年金・厚生年金の受給水準も確認
物価高が続き、年末に向けて家計の見直しを進める12月。次の年金支給額が気になる中、2月の年金支給日に「年金生活者支援給付金」が上乗せされる人がいます。
2025年度は制度改定により、老齢年金生活者支援給付金の基準月額が5450円となりました。
この給付金は、一定の条件を満たす年金受給者を対象に支給される生活支援制度で、手続きをしていないと受け取れない場合もあります。
2月13日の支給を前に、対象者や支給額、手続きの流れを整理して確認しておきましょう。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年金生活者支援給付金とは?年金に上乗せされる生活支援制度
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
・老齢年金生活者支援給付金
・障害年金生活者支援給付金
・遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金」
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。
老齢年金生活者支援給付金の対象者とは|支給要件を整理
今回は3種類ある年金生活者支援給付金のうち、高齢者世帯の暮らしと関わりが深い「老齢年金生活者支援給付金」について、情報を整理していきます。
老齢年金生活者支援給付金【支給要件を見る】
以下の3つの要件をすべて満たす場合、老齢年金生活者支援給付金の支給対象となります。
・65歳以上の老齢基礎年金の受給者
・同一世帯の全員が市町村民税非課税
・前年の公的年金等の収入金額とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は80万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は80万6700円以下(※)である
なお、老齢年金生活者支援給付金の判定基準に、障害年金・遺族年金などの非課税収入は含まれません。
※昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には、「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。
いくらもらえる?老齢年金生活者支援給付金の給付額と支給日
年金生活者支援給付金の金額は、物価変動率を踏まえ年度ごとに改定されるルールがあります。
これにより、2025年度分については、前年度から「+2.7%」となりました。
老齢年金生活者支援給付金:2025年度の給付基準額:5450円(月額)
老齢年金生活者支援給付金の実際の給付額は、月額5450円を基準額(2025年度)とし、保険料納付済期間等に応じて決定します。
なお、厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、2024年3月における老齢年金生活者支援給付金の平均給付月額(※)は4014円でした。
※2024年3月において認定されている平均給付金額
年金生活者支援給付金の支給日:原則「偶数月の15日」
「年金生活者支援給付金」は、年金と同じく年6回、偶数月の15日に支払われます(※15日が土日・祝日の場合は、その直前の平日に前倒し)。
年金とは別に、同じ口座に同じ日に振り込まれるため、通帳には2つの振込記録が記載されます。
原則として、各支払月にはその前月までの2カ月分がまとめて支払われます。例えば、10月には8月・9月分、12月には10月・11月分、といった具合です。
平均的な年金額はいくら?国民年金・厚生年金の受給水準を確認
公的年金の本体を、今のシニアはどの程度受給できているのでしょうか。
厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、国民年金と厚生年金の平均年金月額を、男女全体・男女別に見ていきます。
国民年金・厚生年金の平均年金月額《全体・男女別》
平均月額は国民年金(老齢基礎年金)が5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)が14万円台です。
国民年金
・〈全体〉平均年金月額:5万7584円
・〈男性〉平均年金月額:5万9965円
・〈女性〉平均年金月額:5万5777円
厚生年金(※国民年金月額を含む)
・〈全体〉平均年金月額:14万6429円
・〈男性〉平均年金月額:16万6606円
・〈女性〉平均年金月額:10万7200円
現役時代の働き方・過ごし方による年金加入履歴の差が、グラフが示すように老後の年金額の男女差・個人差として反映されています。
申請しないともらえない?老齢年金生活者支援給付金の手続き方法
老齢年金生活者支援給付金は、支給対象となったら自動的に年金に上乗せされるものではありません。公的年金本体と同様に「請求手続き」をおこなわないと、受け取ることができないお金です。
今回は、手続きフローを「これから65歳を迎え、老齢年金の受給がスタートする人」と「すでに老齢年金を受給している人」に分けて紹介しておきましょう。
これから65歳を迎え、老齢年金の受給がスタートする人
誕生日の3カ月前に、老齢基礎年金の請求書とともに給付金請求書が郵送されます。
必要事項を記入し、老齢基礎年金の請求書とともに最寄りの年金事務所に提出します。
すでに老齢年金を受給している人
冒頭でも触れたように、すでに老齢年金を受給中の人が、所得の低下などにより新たに年金生活者支援給付金の対象となった場合、毎年9月の第1営業日(2025年は9月1日)から順次、年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届きます。
必要事項を記入し、郵便ポストに投函しましょう。
年金生活者支援給付金「要件満たせば、2年目以降は手続き不要で継続受給」
年金生活者支援給付金は、一度請求手続きをおこなえば「支給要件を満たす限り」2年目以降は手続き不要です。
前年の所得に基づいて継続支給の判定がおこなわれ、その結果が毎年10月分(12月支給分)から1年間反映されます。
給付額が改定された際には「年金生活者支援給付金支給金額改定通知書」が、給付金の支給対象外となった場合には「年金生活者支援給付金不該当通知書」が郵送されます。
【参考データ】平均余命と高齢期の生活期間|長く続く年金生活を考える
私たちは日頃「平均寿命」という言葉を何気なく使っていますが、これは0歳の平均余命を指します。
厚生労働省が2025年7月25日に公表した「令和6年簡易生命表の概況」によると、最新の平均寿命は男性が81.09年、女性が87.13年でした。
前年と比較すると、男性は横ばい(▲0.00年)、女性はわずかに下回りました(▲0.01年)。また、平均寿命の男女差は6.03年で、前年より▲0.01年とわずかながら縮まっています。
過去の推移も見てみましょう。

出所:厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
・昭和22年:男50.06 女53.96 男女差3.90
・昭和25-27年: 男59.57 女62.97 男女差3.40
・昭和30年: 男63.60 女67.75 男女差4.15
・昭和35年: 男65.32 女70.19 男女差4.87
・昭和40年: 男67.74 女72.92 男女差5.18
・昭和45年: 男69.31 女74.66 男女差5.35
・昭和50年: 男71.73 女76.89 男女差5.16
・昭和55年: 男73.35 女78.76 男女差5.41
・昭和60年: 男74.78 女80.48 男女差5.70
・平成2年: 男75.92 女81.90 男女差5.98
・平成7年: 男76.38 女82.85 男女差6.47
・平成12年 :男77.72 女84.60 男女差6.88
・平成17年:男78.56 女85.52 男女差6.96
・平成22年:男79.55 女86.30 男女差6.75
・平成27年 男80.75 女86.99 男女差6.24
・令和2年 男81.56 女87.71 男女差6.15
・令和3年 男81.47 女87.57 男女差6.10
・令和4年 男81.05 女87.09 男女差6.03
・令和5年 男81.09 女87.14 男女差6.05
・令和6年 男81.09 女87.13 男女差6.03
長期的なデータを見ると、男女ともに平均寿命が大きく延びており、「人生100年時代」が現実味を帯びてきたことを実感することができます。
長くなった老後を豊かに過ごすためには、現役時代からの計画的な貯蓄や資産形成、さらには公的年金制度への理解が大切となってくるでしょう。
まとめ|2月支給前に確認を|年金生活者支援給付金の増額を確実に受け取るために
今回は、年金受給世帯向けの支援策について見てきました。
年金生活者支援給付金は、公的年金と同様、受給のための申請手続きが必要です。
ご自宅に案内が届いた方は、忘れずに手続きを済ませておきましょう。
今のうちに、自身の年金額や住民税の課税状況、過去の案内通知を確認しておくことで、来月からの支給を確実なものにできます。
利用できる制度はしっかり利用して、少しでも家計にゆとりが出るよう工夫できると良いですね。
参考資料
・日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
・日本年金機構「個人の方の電子申請(年金生活者支援給付金請求書)」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・厚生労働省「年金生活者支援給付金」
・日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金制度について」
・日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金を請求する方の手続き」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金の振り込みはいつですか。」
・日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
・厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
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