地元愛くすぐる 追加カード 好評「浦和VS大宮」カードゲーム ゆかりの著名人ら新たな題材に

追加カードの一部
浦和と大宮のライバル関係をテーマにしたカードゲーム「さいたま伝」の追加カードが登場した。両地域ゆかりの著名人などがカードの題材となり、住民らの地元愛をくすぐっている。(大久保謙司)
さいたま伝は、プレーヤーが浦和か大宮かいずれかの代表となり、遠い未来のさいたまの「占領」を目指して競うゲーム。手札となるカードを組み合わせて定住する市民を増やし、先に半分を占領した方が勝ちとなる。ゲーム制作集団「PANTS(パンツ)」と大宮駅前の商業施設「アルシェ」などの有志が手がけ、昨春発売された。
カードは両地域の特徴を題材にしている。例えば、浦和は「大宮より東京に近い」。大宮は車のナンバープレート(大宮ナンバー)の管轄が他の地域も含むことをネタにした「浦和も!与野も!」。相手を「いじる」ユーモラスな内容が人気を集め、今回新たに浦和と大宮で10枚ずつカードを追加することになった。
浦和のカードの題材には、地元出身の歌手タケカワユキヒデさん(「レジェンドの奏(かなで)」)、書店「須原屋」(「老舗書店の知恵」)などが登場。一方、大宮の題材には、テレビ埼玉の「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」でおなじみの「サイサン」会長の川本武彦さん(「轟(とどろ)く名声と歌声」)、大宮発祥の飲食店「日高屋」(「愛され中華の凄(すご)い味」)などが加わった。

新登場のカードを紹介する中島さん=さいたま市で
アルシェ社長の中島祥雄さん(57)は、新たなカードについて「『いじり』より『地元愛』を強く意識した」と説明。相手への優位性を誇るものや自虐的な内容ではなく、それぞれの住民が自慢となるものを「推す」トーンに改めたといい、「さらに地域色を出すことができた」と手応えを語る。
昨年12月12日、追加分を含めたカード計5枚をランダムで封入したパック(税込み330円)の販売を開始。売れ行き好調という。中島さんは、愛好者が集う「世界大会」の開催などを構想しているといい、「浦和と大宮のライバル関係も大切な文化として残していきたい」と力を込めた。
「さいたま伝」は須原屋各店などで取り扱っている。一部の店舗では、追加カードがそれぞれ少なくとも1枚ずつ手に入る計40枚のセットも販売している。

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