バイヤーに聞いた、今年注目のチョコは?「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART2&3

スイーツ好きにとっての新年の幕開けとも言うべき、「サロン・デュ・ショコラ」(以下、サロショ)。本場パリでは昨年30周年を迎えた、年に1度のチョコレートの祭典は、日本でもファンを増やし続け、会場はちょっとしたお祭り騒ぎに! 世界的に注目を集めるシェフの初出展や、人気パティシエたちのここでしか食べられないイートインメニュー、出展ブランドのシグネチャーショコラを集めた夢の競演「セレクションボックス」など、2026年も話題に事欠かない。毎年長蛇の列や入場規制がかかるブランドも多数あるサロショを攻略すべく、発表会で仕入れた情報とともに、PART1、PART2&PART3と会期に分けてマストバイなメニューをご紹介!

バイヤーに聞いた、今年注目のチョコは? 「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART2&3

PART2は、フランスのパティシエ界が注目する期待の星をチェック!

バイヤーに聞いた、今年の注目チョコレートは? 「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART1に続いて、1月24日(土)~1月29日(木)※1に開催されるのが、世界のトップシェフが一堂に集結する、PART2。“ARTISANTS”をテーマに、今年はフランスでも話題の若手シェフたちが初登場する。

※1:1月24日(土)・25日(日)はエムアイカード会員特別招待日

発表会で仕入れた情報によると、バイヤーがフランス現地で商談を進めるなか、さまざまなシェフから“若手の注目株”として名前が挙がっていたのが、「ベジア・フレール」のロイック・ベジア氏。

「ベジア・フレール」の「コフレ デュオ」(12個入)¥5,832

フランス・カオール出⾝で、10代の頃からフランス全土で修業し、2018年に国際製菓コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」の飴細工部門で金賞を受賞した、気鋭の若手パティシエだ。

故郷のカオールの近くはヘーゼルナッツの産地であり、プラリネに定評のあるシェフだけに、試食したスタッフ全員が絶賛したという「コフレ デュオ」は、ぜひ入手したい。

「ベジア・フレール」のロイック・ベジア氏。2018年に地元に「ベジア・フレール」をオープンし、2022年には2店舗目であるラボ&ブティックも完成

また、バイヤー陣が熱っぽく語っていたのが、サロショファンにはおなじみ、大御所フィリップ・ベル氏の一番弟子とも言われる、マキシム・アンリ氏。「パスカル・カフェ」や「ティエリー・アトロン」、スーシェフを務めた「フィリップ・ベル」での経験を経て、フランス・ラングルで1956年から続くパティスリー「メゾン アンリ」を継承した3代目。

「メゾン アンリ」の「コフレ ベスト オフ 4P」(4個入)¥2,916

キャラメル使いの名手ベル氏の系譜を受け継ぐ、アンリ氏もキャラメル使いが得意。お店を代表するボンボンショコラを詰め合わせた「コフレ ベスト オフ 4」には、ベルガモット風味が新鮮なキャラメルも。

「メゾン アンリ」3代目、マキシム・アンリ氏。2022年にはショーモンに2店舗目、2025年には郊外に3店舗目となるラボ&ブティックを完成させた

ほか初登場のシェフを含め、PART2の来場シェフは約20名と規模感も最大。

バイヤー談によると、パリにあるルイ・ヴィトンのカフェの監修もしている「プラン クール」のマキシム・フレデリック氏は、昨年「ワールド・ベスト50」誌で世界最優秀パティシエの称号を獲得したこともあり、会場はもちろん、国内のシェフたちも「会いに行かなくては!」とザワついているそう。

毎年大人気の「セレクションボックス」に、新作2種が仲間入り!

PART2の会期から販売スタート※2となるのが、昨年も完売した「セレクションボックス」。人気ブランドから各1個を詰め合わせた、いわゆる“オールスター”のボックスは、こちらを目当てに来場する人も多い。

※2:「セレクション ジャポネ」のみ、PART3の会期から販売スタート

人気の16ブランドから各1個を詰め合わせたセレクションBOX1「ラシーヌ」¥9,936
12ブランドから各1個を集めたセレクションBOX2「エトス」¥7,776

そして今年、新しい取り組みとして注目したいのが、「セレクション サブレ」と、「セレクション ジャポネ」の2種類。

昨年まではボンボンショコラの詰め合わせしかなかったが、「セレクション サブレ」は近年のトレンドであるサブレを、人気の6ブランドから3枚ずつアソート。錚々たるブランドの味わいを少しずつ食べられるという、至福のボックスだ。

セレクションBOX3「セレクション サブレ」(18枚入:6ブランドから各3枚)¥9,720

また、PART3から発売される「セレクション ジャポネ」は、待望の日本人トップシェフたちのアソートボックス。PART3で出店するブランドの新作やスペシャリテを集めた夢の共演で、日本のショコラの技術と経験が詰まった一箱になっている。

セレクションBOX4「セレクション ジャポネ」(8個入:8ブランドから各1個)¥5,616

バイヤー陣が注目する、30代で自身のブランドを確立した3人のシェフ

1月31日(土)~2月4日(水)と2月7日(土)~2月15日(日)の2期間で開催されるのが、PART3。「次世代を担うシェフたち」をテーマの一つに掲げ、国内の新進気鋭の若手シェフにフィーチャーする。

今回、バイヤー陣が注目するのが、30代で自身のブランドを開業した3人のシェフ。

1988年に創業した北海道札幌市のチョコレート専⾨店「ショコラティエ マサール」でスーシェフを勤めた、松田詢吾シェフ。2月7日(土)〜15日(日)の期間限定出店

1人めは、2022年に「ワールド チョコレート マスターズ」のベルギー代表として総合8位を獲得した実⼒派である、「ショコラティエ マサール バイ トウゴ マツダ」の松田詢吾シェフ。2026年春に独立予定の松田詢吾氏が、北海道・千歳市に自身のお店をオープンする前に、スーシェフを勤めていた「ショコラティエ マサール」とのダブルネームで初登場する。

「ショコラティエ マサール バイ トウゴ マツダの「ボンボンショコラボックス トーゴ 」(8個入)¥5,400

2人めは、菓子造形を得意としAmazonとZooを掛け合わせたブランド名をもつ「アマゾニア」の松田みどり氏。「yu sasage」や「パスカル・ル・ガック 東京」などで研鑽を重ね、2023年ミラノで開催された洋菓⼦世界⼤会「FIPGC」では⽇本代表の⼀員として世界3位に輝くなど、国内外さまざまなコンクールで受賞経験をもつ。

2024年に「アマゾニア」を開業した松田みどりシェフ。1月31日(土)~2月4日(水)の期間限定出店

動植物からインスピレーションを受け、 生き物たちの姿や魅力をお菓子という形で表現したクッキー缶は、プラリネサンドやチュイルカカオ、ディアマンショコラ、ピーカンナッツ&メープルサブレ、カエル型の抹茶チョコや魚型のプラリネも入った新作缶。

「アマゾニア」の「アマゾニアショコラクッキーカン」¥4,501

最後は、「クラブハリエ」のシェフとして活躍し、2021年にクープ・デュ・モンド日本代表として準優勝した経験を持つ、「リブチョコレート」の原田誠也シェフ。⾃然をテーマに掲げ、⾷と⾷の繋がりを⼤切にし、素材の良さを最⼤限に活かしたチョコレートの魅⼒を伝えている、若きホープ。

2023年冬に名古屋市にショコラトリー「リブチョコレート」をオープンした、原田誠也シェフ

口どけ重視の独自製法で作られた新作を含む6種のショコラを詰め合わせた「リブアソート」は、ゴマ、フランボワーズ、ピスタチオなど素材の味わいを実直に引き出した一品。

「リブアソート 6 2026」(6個入)¥3,024

PART3は他にも、「メゾン ハタケヤマ 」の畠山和也氏や、「リフェンリ」の清水佑紀氏など、次世代を担うシェフ達が大集結。行列や完売の商品も多いため、ぜひ早めの来場を!

text: Aki Fujii

・発表会リポート! 「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART1

・「ゴディバ」過去の名作や新作が一堂に。創業100周年を記念した限定コレクションが登場