高市トレードに異変?株・円・債券のトリプル高はポジティブ?経済愛好家・肉乃小路ニクヨ氏が企業へ喝「賃金が大事です!」「金は天下の回りもの」

高市トレードに異変?株・円・債券の“トリプル高”はポジティブ?経済愛好家・肉乃小路ニクヨ氏が企業へ喝「賃金が大事です!」「金は天下の回りもの」

自民党が大勝した衆院選を経て、金融市場ではいわゆる「高市トレード」に変化が起きている。選挙前とは異なり、株高・円高・債券高の「トリプル高」という状況が続いているのだ。

ニュース番組『わたしとニュース』では、第一生命経済研究所 首席エコノミストの永濱利廣氏と経済愛好家の肉乃小路ニクヨ氏が出演し、最新の市場動向について深掘りした。

■自民圧勝で「トリプル高」…専門家は「望ましいこと」と見解

衆院選での自民党圧勝で政権基盤が安定したことから、高市政権の成長戦略への期待を受けて株価が上昇。12日には日経平均が取引時間中に初めて5万8000円台に乗った。高市政権が掲げる17の戦略分野に関連する株は高市銘柄と呼ばれ、特に注目が集まっている。

永濱氏は「17分野の中でも、より優先度合いが高い項目として4つぐらいが見えてきて、具体的にはAI・半導体、造船、宇宙、海洋などに関連するところが優先度が高いと見て取ることができる」と分析し、今後も株価の高水準はしばらく続くと予想する。

一方で円相場は、高市政権発足以降の円安傾向から一転、衆院選後、円高・ドル安が進んだ。この状況について、永濱氏は「マーケットの最悪のシナリオとしては、与党が議席を減らすことによって、野党が言っていたようなより大規模な消費減税に踏み切らざるを得ないという観測で円が売られていたが、結果的に与党が大勝したことによって、野党が言っていたような大規模な消費減税を受け入れる可能性が低下したことで、安心感で円が買われている側面もある」と解説。

選挙後の日本買いで国債価格も上昇傾向となり、2025年の株高・円安・債券安から“トリプル高”へと変化。 この状況をどう捉えればいいのか。「日本の金融商品が買われているということからすると、これは望ましいことと言える」(永濱氏)

■「集まったお金をどうやって使うかがポイント」

この「トリプル高」の状況をニクヨ氏どう見るか。「野党の方がより積極的な財政姿勢を示したていたので、その実現が難しくなったということで、財政が悪化するんじゃないかという人たちが落ち着いた。また、自民党が勝ったということは、自民党の中に実は財政規律を守りたい人がたくさんいるので、そういった人たちの勢力も強くなって、少し財政に対する安心度が世界的に安心して見られているのではないか」。

「今のトリプル高の状況は私はポジティブに考えていて、これは日本が期待を受けてお金が集まっているということ。集まったお金をどうやって使っていくかがポイントになってくると思う」(ニクヨ氏、以下同)

また、企業には利益がもたらされる中で、労働者への還元は進むのか。「賃金上昇を促すような仕組みも導入がどんどん求められていくと思う。また、せっかく集めたお金をしっかりと研究開発など未来の利益のための投資、成長への投資としていかに使うか。企業の方もお金が集まってきたのはいいけども、ここから人に分配して、なおかつ成長への投資をしていくかにかかってくると思う。せっかくの株高なので」。

■「賃金が大事です!」ニクヨ氏がキメ顔で強調

ニクヨ氏は、企業側が労働者の賃金を上げることの重要性を強調する。

「賃金が大事です!賃金を大きくしてください。大事なところ」

「賃金を上げることが巡り巡って日本全体の活力にも繋がるし、企業も内部留保ばかりしているんじゃなくて、せっかく株とかで集めた資金を研究開発だったり自社の人材に還元して、そこで国内の消費が良くなれば、また企業の景気も良くなっていくことに繋がる」

さらにニクヨ氏はカメラ目線で『情けは人のためならず』『金は天下の回りもの』という意識で賃金はどんどん上げていきましょう」と改めて訴えた。

(『わたしとニュース』より)

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