JAL、国内線「燃油サーチャージ」導入を計画・大型貨物機増強! 長期戦略明らかに

羽田空港 2026年2月28日撮影 JA11WJ エアバスA350-1041 日本航空

日本航空(JAL)は2026年3月2日、長期成長戦略「JALグループ経営ビジョン2035」を発表しました。国際線事業を成長の柱に位置付け、フルサービスキャリア(FSC)・LCC・貨物(CARGO)の3本柱で規模を拡大する一方、国内線では事業構造改革を進め、利益率10%以上の達成・維持を目指します。

国際線では、JAL本体で中長距離機材を増強し、機材の大型化を進める計画。A350や787などを中心に投入し、北米や東南アジアなどでネットワークを拡充します。

© JALJAL 3つのドライバーによる国際路線事業の成長

LCCでは、グループのZIPAIRやスプリング・ジャパンを活用し、国際線規模を拡大。ZIPAIRは機材規模を現在の8機から倍増させる計画で、新たに導入する787-9ではフルフラットシートを拡充します。また、市場環境に応じてFSCとLCCのリソース配分を柔軟に見直し、需要や価格帯に応じた最適な供給体制を構築する計画です。

© FlyTeam norimotoさんダニエル・K・イノウエ国際空港 2025年8月12日撮影 JA824J ボーイング787-8 ドリームライナー ジップエア

貨物事業では、大型貨物機を増強することで、アジア〜欧米間の輸送能力を強化。既存の767貨物機によるアジア域内ネットワークと組み合わせ、路線網を拡充します。医薬品や半導体製造装置などの高付加価値貨物の取り込みを進め、旅客需要に左右されにくい収益基盤の確立を目指すとしています。

© FlyTeam speedbirdさん成田空港 2025年1月11日撮影 JA654J ボーイング767-346/ER(BCF) 日本航空

一方、近年収益性の低下が課題となっている国内線では、収益体質の抜本的な改善に取り組みます。インバウンド需要の取り込みや新サービス展開に加え、2027年4月から国内線で燃油サーチャージを導入する計画です。また、空港業務においてANAとの協業を行い、コスト構造の改善を図ります。

© FlyTeam ニュースANA 787-8とJAL 777-300ER

今回の長期成長戦略では、国際線の規模拡大と収益基盤の強化を進める一方、国内線では構造改革を通じて持続可能な体制の確立を図ります。導入を計画する国内線の燃油サーチャージの具体的な仕組みや水準など、今後の詳細発表が注目されます。

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