ネットフリックス、初の「加入者増加数発表なし」の決算報告…「加入者争奪戦の時代は終わった」アナリストが分析

ネットフリックスが4月17日の市場取引終了後、第1四半期の決算報告を行った。
- ネットフリックスが好調な第1四半期決算を報告した。
- 収益は105億4000万ドルでアナリスト予想をわずかに上回った。1株当たり利益は予測よりも1ドル近く高かった。
- 今回はネットフリックスが加入者数を明かさなかった最初の四半期決算報告だ。
ネットフリックス(Netflix)が2025年4月17日、好調な第1四半期の決算報告を行った。ただ、今回の報告はこれまでとは少し違っていた。
同社は四半期ごとの具体的な加入者数の公表をやめた。以前、2025年から始めると述べていた変更だ。
収益は105億4000万ドル(約1兆4756億円)で、アナリスト予想をわずかに上回った。ブルームバーグが調査したアナリストによる収益予測は105億ドル(約1兆4700億円)だった。
営業利益は33億ドル(約4620億円)で、ブルームバーグの予想の30億ドル(約4200億円)を上回った。1株当たり利益(EPS)は6ドル61セント(約925円)で、アナリスト予想の5ドル68セント(約795円)を大きく上回った。
その後の時間外取引でネットフリックス株は0.7%上昇した。
ネットフリックスはここ数四半期、アナリスト予想を上回る新規加入者を獲得している。これはパスワードの共有を減らすことを目的とした新たなポリシーのおかげでもある。これにより、友人や家族の認証情報を使っていた人の多くが、自身のアカウントを作成して支払いを始めるようになった。
だが、今回の四半期決算報告から、ネットフリックスが新規加入者数に関する最新情報を提供することはなくなった。
「ストリーミングの加入者争奪戦の時代は完全に終わった」と、Business Insiderの姉妹会社eMarketerのアナリスト、ロス・ベネス(Ross Benes)は同社が決算を発表した後に述べた。
「ネットフリックスは、パスワード共有の増加が鈍化し、新規加入者増加の見通しが鈍化する時期に、四半期ごとの加入者数報告を廃止することで先手を打った」とベネスは指摘しました。
ウォール街のアナリストはそれに代えて、広告収入とスポーツおよびクリエイター向けコンテンツの展開に注目し、同社の状況を判断しようとしている。
ネットフリックスの共同CEOであるテッド・サランドス(Ted Sarandos)は、ビデオポッドキャストがサービスへ導入される可能性があると述べた。
彼の発言は、ネットフリックスがビデオポッドキャスターとの提携を模索しているというBusiness Insiderの以前の報道を裏付けるものだ。