【国民年金】2026年度の満額は「7万円台」に! 厚生年金はどれくらい増える? 厚生年金・国民年金、60歳~69歳の平均はいくら?

厚生年金の受給額シミュレーション:平均月収50万円で約40年加入した男性のケース

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【国民年金】2026年度の満額は「7万円台」に!厚生年金はどれくらい増える?厚生年金・国民年金、60歳~69歳の平均はいくら?

3月も下旬に差し掛かり、桜の便りが聞かれる季節となりました。

新年度を目前に控え、ご自身の年金について「今年はいくら増えるのだろうか」「将来、自分はいくら受け取れるのか」といった疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

来月4月は2025年度最後の年金支給月です。

そして、2026年度の新しい年金額が反映されるのは、6月の支給分(4月・5月分)からとなります。

この記事では、2026年度の最新の年金額改定の内容を詳しく解説します。

さらに、現役時代の働き方によるモデルケースや、60歳代から80歳代までの年代別の平均受給額といった具体的なデータも交えながら、年金の現状をわかりやすくお伝えします。

ご自身のライフプランを考える上での参考にしていただければ幸いです。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【2026年度】国民年金の満額は月7万円台に。厚生年金はどのくらい増額されるのか

日本の公的年金制度では、受給額が毎年見直される仕組みになっています。

この見直しは、物価や現役世代の賃金の変動を反映して行われます。

2026年4月から適用される年金額の改定内容について見ていきましょう。

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令和8年度の年金額の例

2026年度については、国民年金(老齢基礎年金)が前年度比で1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%の引き上げとなりました。

2026年度の国民年金と厚生年金の年金額例

・国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):7万608円(+1300円)

・厚生年金:23万7279円(夫婦2人分)(+4495円)

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額7万408円(対前年度比+1300円)です。

※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

年金支給日

公的年金は、原則として「偶数月の15日」に、その前月までの2カ月分がまとめて支給されます。

ただし、15日が土日や祝日の場合は、その直前の平日に前倒しで支給されます。

このため、2026年度の改定額が適用されるのは、6月に支給される「2026年4月分・5月分」の年金からです。

なお、今回の改定内容の公表に際しては、「多様なライフコースに応じた年金額」として、現役時代の働き方や収入別の年金額の例も示されています。

厚生年金の受給額シミュレーション:平均月収50万円で約40年加入した男性のケース

現代は働き方やライフスタイルが多様化しており、「自分の場合、将来の年金はいくらになるのか」と気になる方も少なくないでしょう。

厚生労働省が公表した「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」では、「多様なライフコースに応じた年金額の例」が示されています。

ここでは、年金の加入経歴を5つのパターンに分け、「2026年度に65歳になる人」を想定した年金額の概算が提示されています。

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多様なライフコースに応じた年金額例

ケース①:男性・厚生年金期間中心

《年金月額》17万6793円

・平均厚生年金期間:39.8年

・平均収入:50万9000円※賞与含む月額換算。以下同じ。

・基礎年金:6万9951円

・厚生年金:10万6842円

ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心

《年金月額》6万3513円

・平均厚生年金期間:7.6年

・平均収入:36万4000円

・基礎年金:4万8896円

・厚生年金:1万4617円

ケース③:女性・厚生年金期間中心

《年金月額》13万4640円

・平均厚生年金期間:33.4年

・平均収入:35万6000円

・基礎年金:7万1881円

・厚生年金:6万2759円

ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心

《年金月額》6万1771円

・平均厚生年金期間:6.5年

・平均収入:25万1000円

・基礎年金:5万3119円

・厚生年金:8652円

ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心

《年金月額》7万8249円

・平均厚生年金期間:6.7年

・平均収入:26万3000円

・基礎年金:6万9016円

・厚生年金:9234円

これらの事例から、現役時代の厚生年金への加入期間や平均収入が、将来受け取る年金額に大きく影響することがわかります。

特に、国民年金中心だったか、厚生年金中心だったかで受給額に大きな差が生まれることが見て取れます。

【60歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、60歳~69歳の平均はいくら?

それでは、現在のシニア世代が実際に受け取っている年金額はどのくらいなのでしょうか。

ここでは60歳代から80歳代まで、年代ごとの平均年金月額を厚生年金と国民年金に分けて確認します。

なお、これから紹介する厚生年金の月額には、国民年金(老齢基礎年金)の月額分も含まれています。

【厚生年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳)

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60歳代の厚生年金の平均月額

・60歳:9万9664円

・61歳:10万4455円

・62歳:10万9323円

・63歳:6万8758円

・64歳:8万3901円

・65歳:14万9862円

・66歳:15万2378円

・67歳:15万2356円

・68歳:15万2709円

・69歳:15万1284円

【国民年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳)

【2026年度】国民年金の満額は月7万円台に。厚生年金はどのくらい増額されるのか, 2026年度の国民年金と厚生年金の年金額例, 厚生年金の受給額シミュレーション:平均月収50万円で約40年加入した男性のケース, ケース①:男性・厚生年金期間中心, ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心, ケース③:女性・厚生年金期間中心, ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心, ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心, 【60歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、60歳~69歳の平均はいくら?, 【厚生年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳), 【国民年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳), 【70歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、70歳~79歳の平均をチェック, 【厚生年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳), 【国民年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳), 【80歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、80歳~89歳の平均はどのくらい?, 【厚生年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳), 【国民年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳), 自身の年金見込み額を把握し、将来設計を

60歳代の国民年金の平均月額

・60歳:4万5186円

・61歳:4万6371円

・62歳:4万7784円

・63歳:4万7258円

・64歳:4万7896円

・65歳:6万1240円

・66歳:6万1369円

・67歳:6万1345円

・68歳:6万1293円

・69歳:6万978円

老齢年金の受給は原則として65歳から始まります。

表を見ると、65歳未満の受給額が65歳以降よりも少ないことがわかります。これは、65歳未満で年金を受け取っている人が、繰上げ受給(※1)を選択した方や、特別支給の老齢厚生年金(※2)の報酬比例部分のみを受給している方であるためです。

65歳から69歳までの平均年金月額は、厚生年金で14万円台から15万円台、国民年金では6万円台となっています。

※1 繰上げ受給:老齢年金を60歳から64歳までの間に前倒しで受け取ることです。繰上げた月数に応じて年金額が1カ月あたり0.4%減額され、その減額率は生涯変わりません。

※2 特別支給の老齢厚生年金:昭和60年の法改正で厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられた際、スムーズな移行のために設けられた制度です。年齢などの一定条件を満たす場合に受け取ることができます。

【70歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、70歳~79歳の平均をチェック

次に、70歳代の各年齢における平均年金月額を見ていきましょう。

【厚生年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳)

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70歳代の厚生年金の平均月額

・70歳:15万455円

・71歳:14万8371円

・72歳:14万6858円

・73歳:14万5583円

・74歳:14万7774円

・75歳:15万1410円

・76歳:15万1241円

・77歳:15万962円

・78歳:15万862円

・79歳:15万3115円

【国民年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳)

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70歳代の国民年金の平均月額

・70歳:6万1011円

・71歳:6万770円

・72歳:6万234円

・73歳:6万32円

・74歳:5万9813円

・75歳:5万9659円

・76歳:5万9555円

・77歳:5万9349円

・78歳:5万9124円

・79歳:5万8676円

70歳代の平均を見ると、厚生年金受給者は月額14万円台から15万円台、国民年金受給者は月額5万8000円台から6万円台が中心となっていることがわかります。

【80歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、80歳~89歳の平均はどのくらい?

続いて、80歳代の各年齢における平均年金月額はどのようになっているのでしょうか。

【厚生年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳)

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80歳代の厚生年金の平均月額

・80歳:15万3729円

・81歳:15万5460円

・82歳:15万7744円

・83歳:15万9994円

・84歳:16万2555円

・85歳:16万3947円

・86歳:16万5577円

・87歳:16万5557円

・88歳:16万6200円

・89歳:16万6767円

【国民年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳)

【2026年度】国民年金の満額は月7万円台に。厚生年金はどのくらい増額されるのか, 2026年度の国民年金と厚生年金の年金額例, 厚生年金の受給額シミュレーション:平均月収50万円で約40年加入した男性のケース, ケース①:男性・厚生年金期間中心, ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心, ケース③:女性・厚生年金期間中心, ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心, ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心, 【60歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、60歳~69歳の平均はいくら?, 【厚生年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳), 【国民年金一覧表】60歳代の平均月額(60〜69歳), 【70歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、70歳~79歳の平均をチェック, 【厚生年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳), 【国民年金一覧表】70歳代の平均月額(70〜79歳), 【80歳代の年金受給額】厚生年金・国民年金、80歳~89歳の平均はどのくらい?, 【厚生年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳), 【国民年金一覧表】80歳代の平均月額(80〜89歳), 自身の年金見込み額を把握し、将来設計を

80歳代の国民年金の平均月額

・80歳:5万8623円

・81歳:5万8269円

・82歳:5万8003円

・83歳:5万7857円

・84歳:5万9675円

・85歳:5万9425円

・86歳:5万9228円

・87歳:5万9204円

・88歳:5万8756円

・89歳:5万8572円

80歳代の平均受給額は、厚生年金で15万円台から16万円台、国民年金では5万8000円台から5万9000円台となっています。

80歳代も他の年代と同様、平均額に極端な年齢差は見られません。

ただし、これらの数値はあくまでも平均であり、個人の受給額は現役時代の年金加入状況によって大きく異なる点に注意が必要です。

自身の年金見込み額を把握し、将来設計を

今回は、2026年度の年金額改定の内容と、年代別の受給額の実態について解説しました。

国民年金・厚生年金ともに増額改定されましたが、平均的な受給額は厚生年金で月14万〜15万円台、国民年金で月6万円前後がひとつの目安となります。

また、現役時代の働き方や加入期間によって、受給額には大きな個人差があることも確認できました。

さらに、近年では制度改正によって「106万円の壁」の見直しも進んでおり、今後の働き方に影響を与える可能性があります。

まずはご自身の年金見込み額を「ねんきんネット」などで確認し、将来の生活設計を具体的に考えてみることが大切です。

資産形成や働き方の選択肢も含め、早めに準備を進めていくことを検討してみてはいかがでしょうか。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

・厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況

・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」

・日本年金機構「厚生年金保険の保険料」

・厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

・厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

・政府広報オンライン「年金の手続。国民年金の第3号被保険者のかたへ。」

・日本年金機構「国民年金の第3号被保険者制度のご説明」

・厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」

・政府広報オンライン「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象により手厚い保障が受けられます。」

・厚生労働省「年収の壁・支援強化パッケージ」に関するQ&A(キャリアアップ助成金関係)

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