新型レクサスESにモデリスタってナシじゃね?と思う理由
当初の予定では新型BEVのTZについて触れようと思っていたのですが、様々に検索・検証していたらなぜかモデリスタのHPに。トップページに6月発売予定の新型レクサスESがドドーンと掲載されているじゃないの! 同社の現行ラインナップ確認するとこの新型ESがレクサスブランドと初コラボかと思っていたら既にGX用は発売中。正直いって、マジか?って感じ。

このモデリスタとはトヨタ直系のカスタマイズブランドです。エアロパーツや各種機能パーツなど多岐にわたり、メーカー本体じゃできない個性あふれるスタイルをスピード感をもって開発・提案。人気も高くSUVのハリアーや先代クラウンでは「モデリスタを巻く(装着するの意)」のがトレンドといえるほど支持されています。

基本的にはディーラーオプションのアクセサリー品であり、製造時に装着するラインオプションではありませんが、クルマ好きに刺さるデザインとメーカー直系の高いクオリティがモデリスタのウリ。ディーラーで装着できることもあり、保障体制と相まって安心感が違うのでした。

しかし! レクサス車のカスタマイズを否定するつもりは毛頭ありませんが、モデリスタってどうなのよって思ってしまいます。写真をご覧いただければお分かりのように、デザインはイケてますし確かにお洒落かもと感じます。

でも、メルセデスのAMGやBMWのMのような相乗効果を感じません。ハッキリいって「レクサスブランドが格落ちした」というがっかりした気持ちになるユーザーが、少なからずいるんじゃないかと思う次第。

じつはこのモデリスタ、1997年に始まりました。その前年、トヨタはワカモノの心をつかもうとカスタマイズ文化の高まりに注目し、初代イプサムで実験的にサードパーティメーカーにスポイラーなどエアロパーツの開発を依頼。完成したその作品をイベントで披露し、カスタマーの反応をデータ収集した時期があったのですが、じつはそのマッチングをメディアとして社畜時代のワイはお手伝いしていました。

ですから、心情的にはモデリスタを応援する気持ちはあるんですよ。でもね、レクサスでやるなら恒久的に使える同格以上のブランドじゃないとストーリー性に欠けハナシになりません。これはもうスタイリング以前の問題。というワケで、今回は超個人的感想でした。ごきげんよう。
Text:Seiichi Norishige
レクサス