【証券会社の元富裕層担当社員が見た】富裕層はどうやって資産を増やしている?3つの特徴を解説!《1億円以上の富裕層》《5億円以上の超富裕層》は増加傾向に

内閣府が公表した日本の消費者物価の推移「2014年~2025年」もチェック!

純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」「5億円以上の超富裕層」どれくらい増えた?, 保有資産規模と世帯数, 「富裕層」と「超富裕層」が増えている要因とは?, 証券会社の元富裕層担当社員が見た3つの特徴:富裕層はどうやって資産を増やしている?, 《富裕層の特徴1》まずは「資金源を増やすこと」に注力する, 《富裕層の特徴2》お金を使うだけでなく「増やすこと」「減らさないようにすること」も考える, 《富裕層の特徴3》「最新の情報」「正しい情報」を把握する, 物価高を考慮したうえで「資産形成」について考えてみましょう

【証券会社の元富裕層担当社員が見た】富裕層はどうやって資産を増やしている?3つの特徴を解説!《1億円以上の富裕層》《5億円以上の超富裕層》は増加傾向に

内閣府「月例経済報告 2025年6月公表」によると、2014年~2025年にかけて日本の消費者物価は上昇しています。

また、消費者物価(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)の先行きとして、当面上昇していくことが見込まれています。

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日本の消費者物価の推移「2014年~2025年」

しかし残念ながら、賃金や公的年金は、物価の上昇に追い付いていません。

そのため、多くのご家庭の家計に大きな負担が生じていることが考えられます。

その一方で、長らく続く物価上昇のなかでも、純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」や、純金融資産保有額が「5億円以上の超富裕層」は増加傾向にあります。

なぜ、このようなご時世でも「富裕層」や「超富裕層」は増加傾向にあるのでしょうか。

今回は、証券会社の元富裕層担当社員である筆者の経験をもとに、富裕層はどうやって資産を増やしているのか「3つの特徴」をご紹介します。

また、株式会社野村総合研究所の「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」をもとに、純金融資産保有額「1億円以上の富裕層」と「5億円以上の超富裕層」がどれくらい増えているのか解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」「5億円以上の超富裕層」どれくらい増えた?

株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」をもとに、純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」と「5億円以上の超富裕層」がどれくらい増えたのかご紹介します。

※純金融資産とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など世帯で保有する金融資産の合計額から負債を差し引いたものです。

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純金融資産保有額の階層別「保有資産規模と世帯数の推移」

日本では2005年~2023年にかけて、純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」と「5億円以上の超富裕層」の世帯数が、2005年以降で過去最多となっています。

保有資産規模と世帯数

・純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」:153.5万世帯

・純金融資産保有額が「5億円以上の超富裕層」:11.8万世帯

前回の調査が行われた2021年では、富裕層は139.5万世帯、超富裕層は9万世帯でした。

今回の調査結果と比較すると、「富裕層は14万世帯」「超富裕層は2.8万世帯」増加しています。

「富裕層」と「超富裕層」が増えている要因とは?

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【2023年】純金融資産保有額の階層別「保有資産規模と世帯数」

長らく続く物価高により、多くの家計に負担が生じやすくなっています。

しかし、その一方で日本では「富裕層」や「超富裕層」が増加傾向にあります。

「富裕層」や「超富裕層」が増加傾向にある要因の1つとされているのが、株式や投資信託などの資産価値の上昇です。

賃金や公的年金、金利などは、物価の上昇に追い付いていません。

資産運用は価格変動リスクなどが伴いますが、利益を得ることが期待できます。

保有している資産の価値が上昇したことで、物価高が続くなかでも資産を大きく増やした人の割合が増えていると考えられます。

証券会社の元富裕層担当社員が見た3つの特徴:富裕層はどうやって資産を増やしている?

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物価高が続くなか、日々の生活や老後資金の準備など、お金に関する悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

ここからは、証券会社の元富裕層担当社員である筆者の経験をもとに、富裕層はどうやって資産を増やしているのかご紹介します。

《富裕層の特徴1》まずは「資金源を増やすこと」に注力する

富裕層の方は資産を増やすために、まずは「資金源を増やすこと」に注力する傾向にあります。

なぜなら、事業や資産運用など、お金に働いてもらう環境を作るには「資金源」が必要となるからです。

資金源を増やすために専門知識を身につけたり、「稼ぐ!」という目標に向かってひたむきに仕事に取り組んだりするなど、多大な努力を積み重ねてきた富裕層の方は多いです。

資金源を増やしていくなかで、会社の業績が悪化したり、プライベートで大変なことがあったりするケースもあります。

しかし富裕層の方の多くは、たとえ困難な状況に陥ったとしても「資金源を増やすこと」を諦めずに、ご自身で立てた目標に向かって努力し続けます。

また、大まかな金額ではなく、ご自身で「〇〇万」まで貯めるという具体的な目標を立てて、資金源を増やすことに注力する特徴もあります。

《富裕層の特徴2》お金を使うだけでなく「増やすこと」「減らさないようにすること」も考える

十分な資産を保有している富裕層の方の多くは、お金を稼いだり使ったりするだけでなく「増やすこと」「減らさないようにすること」も考えながら生活している特徴があります。

なぜなら、いくらお金を稼いだとでも、使ったり貯めたりするだけでは、資産を増やしていくことが難しい傾向にあるからです。

たとえば日本円のみ保有している場合、円の価値が下がってしまうと、たとえお金を使っていなくても資産価値が下がるリスクがあります。

また、物価が上昇することで「これまで買えていたものが、よりお金を支払わないと買えなくなる」という状況にもなるでしょう。

たとえ富裕層であったとしても、経済情勢やビジネスの動向など、資産が減っていくリスクを抱えています。

「家族や大切な人達のために」「老後も豊かな生活ができるように」など、さまざまなことを考えたうえで将来に向けて「お金を増やすこと」「減らさないようにすること」を目的に資産運用を行っている富裕層の方は多いです。

《富裕層の特徴3》「最新の情報」「正しい情報」を把握する

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世の中にはさまざまな情報が溢れています。

スマホやパソコンなどを通して、ご自身でさまざまな情報を得ることができるでしょう。

富裕層の方は「最新の情報」や「正しい情報」を把握することを習慣化している傾向にあります。

「どこの機関が出している情報なのか」「信用できる情報源なのか」など、シビアに情報の内容を見定めます。

なぜなら、制度や法律、トレンドなど、さまざまなジャンルにおいて、時代の流れと共に変化する傾向にあるからです。

富裕層の方の多くは、「最新の情報」「正しい情報」を把握したうえで、疑問が解消できなかったり、より専門的な見解を知りたかったりする場合は、それぞれの専門家に聞いて「納得したうえで決める」というスタンスを持っている特徴があります。

物価高を考慮したうえで「資産形成」について考えてみましょう

今回は、内閣府が公表した2014年~2025年における日本の消費者物価や、株式会社野村総合研究所の調査結果をもとに、日本で増加傾向にある純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」や「5億円以上の超富裕層」について解説しました。

内閣府は、消費者物価(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)の先行きについて、当面上昇していくことが見込まれているとしています。

「家計の状況」や「保有している資産のバランス」を把握して、今必要な資金と今後必要になる資金がいくらなのか計算してみるとよいでしょう。

ご紹介した、富裕層が資産を増やすために行っている「3つ特徴」を参考に、物価高を考慮したうえで「資産形成」について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」

・内閣府「月例経済報告 2025年6月11日公表」

・内閣府「主要経済指標 2025年6月公表」

・金融庁「⾜元の預⾦動向の実態把握と⾦利上昇との関係にかかる分析」

・厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年5月分結果速報」

・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」

・総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2025年(令和7年)5月分」