毎日2本の缶ビールを飲む夫! 夫のビール代の「税金」はいくら払ってる? 1年分の「酒税」を計算してみた!

ビールにかかる酒税は?, ビールより酒税の低いお酒は?, ビールとウイスキーハイボールを1日2杯ずつ飲み続けた場合、どれくらいコストが変わる?, 酒税の安いお酒に変えて家計改善を

大人の嗜好品である、アルコール飲料。以前は百薬の長などともいわれていましたが、近年は少量でも体に害があるものと認識が変わりつつあります。それでも「日々のストレス解消に欠かすことができない」という方もいるのではないでしょうか。 ところで、お酒には「酒税」などの税金が課せられており、仮にビールを1日2本飲んだ場合、年間どれだけの税負担が生じているのでしょうか。本記事で、節税する方法と併せて解説していきます。

ビールにかかる酒税は?

お風呂上りや食事の前の飲酒は適量であればストレスを緩和し、血行を促進するメリットがありますが、その価格には多額の税金が含まれています。

しかも、昨今は物価上昇が急速に進んでおり、お酒などの嗜好品はコスト削減の候補に挙がりやすいものです。お酒にかかる税金を確認し、コストパフォーマンスを意識したお酒との付き合い方を考えてみるのもよいでしょう。

税負担の割合は酒類によって異なりますが、ビールを例にしてみると、350ミリリットル缶の代表的な小売価格224円の場合、酒税は約63.4円課されており、消費税額20.4円を加えると約83.8円で約37.4%が税金です。これを1日2本、365日飲み続けると6万1174円の税金を支払うことになります。

ビールより酒税の低いお酒は?

現在のビールの価格に占める酒税等負担率は酒類のなかでもかなり高い部類で、清酒やワインなどの果実酒、ウイスキーのほうが負担率は低くなっています。

図表1

財務省「Q&A ~身近な税について調べる~」より筆者作成

ビールの代替候補としては、麦芽比率の少ない発泡酒や新ジャンル(第三のビール)がまず思い浮かびますが、酒税等負担率は比較的高く、また、2026年度に酒税率改正が予定されています。

新しい酒税ではビール・発泡酒・新ジャンルのビール系飲料は税率が統一され、ビールは減税、発泡酒・新ジャンルは増税になります。コスパを重視するのであればウイスキーや清酒に変えるとよいでしょう。

ビールとウイスキーハイボールを1日2杯ずつ飲み続けた場合、どれくらいコストが変わる?

ビールをウイスキーハイボールに変えた場合、ビールと同じアルコール度数であればウイスキー700ミリリットルで350ミリリットルのハイボールを17.2杯作ることができます。1日2本ずつ350ミリリットル缶を飲んだ場合、1年間で730缶購入することになります。

この際のコストは、ビールでは購入費16万3520円(内酒税等約6万1174円)で、ウイスキーハイボールの場合は42.5本の購入で済むので、購入費は8万9292円(内酒税等約2万894円)です。割り材である炭酸水は225本必要で、これを1L100円で購入すると2万2500円となり、購入費は合計11万1792円で、5万1728円(内酒税額約4万280円)の削減になります。

酒税の安いお酒に変えて家計改善を

ビールは酒税も小売価格も高く、1日2本購入すると家計への負担は大きなものになります。酒類は嗜好品なので単純に切り替えることは難しいかもしれませんが、可能であれば小売価格と酒税率の低いウイスキーなどに切り替えることで費用を大きく削減することができます。

出典

財務省 Q&A ~身近な税について調べる~

執筆者:菊原浩司

FPオフィス Conserve&Investment代表