【新NISA】50歳から月5万円を積立投資したら?65歳時点の運用結果と老後資産づくりのポイントを解説

65歳までの15年間で「2000万円」を準備したい。毎月の積立額はいくら必要?

新NISAで積立投資を行うメリット, 運用益が非課税になる, リスク分散による安定的な運用が可能, 複利効果が期待できる, 新NISAで積立投資を行う際の注意点, 短期売買は避ける, 過度な分散には注意, 最終的に損失が出る可能性もある, 【利回り別シミュレーション】50歳から65歳までの15年間・月5万円を積立投資, 65歳までの15年間で「2000万円」を準備したい。毎月の積立額はいくら必要?

【新NISA】50歳から月5万円を積立投資したら?65歳時点の運用結果と老後資産づくりのポイントを解説

2024年から始まった「新しいNISA制度」は、老後資金づくりを後押しする制度として注目されています。

運用益が非課税になるうえ、積立投資との相性もよく、50代からでも資産形成に本腰を入れたい方にとって心強い選択肢といえるでしょう。

中でも、毎月一定額を長期的に積み立てるスタイルは、価格変動のリスクを抑えながら、複利効果でじわじわと資産を増やしていけるのが魅力です。

「もう50代だから遅いのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、15年という時間があれば、戦略次第で老後のゆとりに大きな違いを生む可能性があります。

この記事では、新NISAを活用した積立投資の基本と注意点、さらに実際に「月5万円」を15年間積み立てた場合の資産シミュレーションもご紹介します。

65歳までにどのくらい資産がつくれるのか、数字で確かめてみましょう。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

新NISAで積立投資を行うメリット

新しいNISA制度を活用して積立投資を行うことには、主に以下のような利点があります。

運用益が非課税になる

通常、株式や投資信託などで得た運用益には20.315%の税金が課されます。しかし、新NISA口座で得た利益については、売却益・配当金・分配金いずれも非課税となります。

そのため、同じ投資額・同じ運用成績であっても、課税口座よりも新NISA口座の方が実質的なリターンは大きくなります。

リスク分散による安定的な運用が可能

積立投資は、毎月一定額を定期的に投資する手法であり、「ドル・コスト平均法」によって購入価格が平準化されます。

そのため、一括投資に比べて相場変動リスクを抑える効果があります。

また、複数の資産クラスや地域・業種に分散投資することで、さらなるリスク軽減も期待できます。

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ドル・コスト平均法

複利効果が期待できる

積立投資では、得られた運用益を再投資することで、その利益にもさらに利益が上乗せされていく「複利効果」が得られます。

積立期間が長くなるほどこの効果は顕著になるため、できるだけ早い段階で投資を始めることが重要です。

新NISAで積立投資を行う際の注意点

メリットの多い新NISAですが、以下のような注意点も事前に理解しておく必要があります。

短期売買は避ける

一時的な値下がりを理由に途中解約や積立停止をしてしまうと、積立投資の本来の効果を得られません。

積立投資は「長期目線」が前提であり、相場の一時的な変動に左右されず、継続する姿勢が求められます。

過度な分散には注意

分散投資はリスク軽減に有効ですが、むやみに多くの商品に分散すると、リターンが希薄化される恐れもあります。

特に投資信託はもともと複数銘柄への分散が組み込まれているため、似たタイプの商品を複数選ぶ必要はありません。

最終的に損失が出る可能性もある

「長期・積立・分散」によってリスクを軽減できるとはいえ、投資に絶対はありません。売却時のタイミングによっては、元本を下回るリスクも存在します。

市場動向を定期的に確認し、必要に応じて資産配分を見直すことも大切です。

【利回り別シミュレーション】50歳から65歳までの15年間・月5万円を積立投資

新NISA制度を活用して50歳から65歳までの15年間、毎月5万円ずつ積み立てた場合に、資産がどの程度形成されるかを試算します。

【シミュレーション前提】

・積立期間:50歳〜65歳までの15年間

・毎月の積立額:5万円

・年間利回り:1%〜5%(複利)

上記の条件に基づく運用シミュレーションの結果は、以下のとおりです。

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【新NISA】想定利回り別「月5万円」積立投資シミュレーション結果

【利回り別、15年後の資産額】

・年1%:970万6000円

・年2%:1048万6000円

・年3%:1134万9000円

・年4%:1230万5000円

・年5%:1336万4000円

上記のシミュレーション結果からもわかるとおり、利回りが1%でも約970万円、年5%であれば1300万円超の資産形成が可能です。

投資期間は15年間と限られていますが、「毎月コツコツと一定額を積み立てる」「利益に対して課税されない新NISA制度を活用する」「複利で運用する」という3つの要素を組み合わせることで、老後資金の重要な柱となる金額を蓄えられる可能性があります。

ただし、投資にはリスクが伴うため、必ずしもシミュレーション通りに資産を形成できるとは限りません。

あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

65歳までの15年間で「2000万円」を準備したい。毎月の積立額はいくら必要?

65歳までに2000万円の老後資金を準備するためには、毎月いくら積み立てればよいのか。今回のシミュレーションでは、想定利回り3.0%(複利)という現実的な前提のもとで計算を行いました。

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【新NISA】積立金額別「想定利回り3%」積立投資シミュレーション結果

【積立額、15年後の資産額】

・1万円:227万円

・3万円:680万9000円

・6万円:1361万8000円

・9万円:2042万8000円

・12万円:2723万7000円

※想定利回り:年率3.0%

上記の試算から、月額9万円を15年間積み立てた場合、年利3%の運用で2042万8000円の資産が形成されることがわかりました。

老後資金の目標として2000万円を目指すのであれば、月9万円の積立が1つの目安となります。

とはいえ、いきなり月9万円の積立を始めるのは現実的に難しいという方も多いでしょう。そこで有効なのが、まずは月3万円程度からスタートし、収入や支出の状況に応じて段階的に増額していく「ステップアップ方式」です。

無理のない範囲で積立を継続することが、長期投資では最も重要なポイントです。

また、想定利回りを年4%や5%とやや高めに設定し、その水準を目指せる商品や資産配分を取り入れる方法もあります。

ただし、期待利回りが高くなるほど値動きの幅(リスク)も大きくなるため、自分のリスク許容度に応じた資産設計を行うことが重要です。

まとめにかえて

新NISAを活用した積立投資は、50歳からでも十分に老後資金の柱となり得ます。運用益が非課税となることで、税金のロスを抑えながら効率的に資産形成を進められる点は、従来の投資制度と比べても大きな利点です。

毎月の積立額や運用利回りによって将来の資産額は異なりますが、15年間の積立で1000万円を超える成果も現実的に見込めます。

ただし、投資にはリスクもあるため、自分の目的や許容度に応じた資産配分と継続力が大切です。

「まずは月3万円から」「最初は利回りの安定した商品で」など、自分に合った方法を見つけ、ゆとりある老後に向けて一歩を踏み出しましょう。

参考資料

・金融庁「NISA早わかりガイドブック」

・金融庁「つみたてシミュレーター」