【シニア】70歳代の平均貯蓄額はいくら?我が家の貯蓄は多い?少ない?平均と中央値を確認!

10月15日の年金支給日に、みんなはいくらもらってる?【厚生年金・国民年金】平均年金月額一覧表

【70歳代・二人以上世帯】シニアの貯蓄額(平均と中央値)はいくら?, 【全体・男女別】「厚生年金」の平均月額はどれくらい?, 厚生年金の「平均年金月額」, 厚生年金の「月額階級別受給権者」, 【全体・男女別】「国民年金」の平均月額はどれくらい?, 国民年金の「平均年金月額」, 国民年金の「月額階級別受給権者」, 秋の今、老後の暮らしを考えてみませんか

【シニア】70歳代の平均貯蓄額はいくら?我が家の貯蓄は多い?少ない?平均と中央値を確認!

10月に入り、秋の気配が深まってきましたね。そんな季節の中で、みなさんはこれから迎える老後の暮らしをどのくらいイメージできていますか?

なんとなく頭に描いていても、実際にシニア生活が始まってみないと分からないことは多いものです。特にお金の面では、食費や医療費など、思った以上にかかるケースもあり、後になって「足りない」と気づくこともあります。

この記事では、70歳代の二人以上世帯を対象に、平均貯蓄額や中央値を解説します。シニアたちの公的年金の平均的な受給額についても紹介しますので、老後資金をどう準備するか考えている方は、ぜひ参考にしてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【70歳代・二人以上世帯】シニアの貯蓄額(平均と中央値)はいくら?

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」を参考に、70歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)を確認していきます。

※金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

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出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとにLIMO編集部作成

「70歳代・二人以上世帯」の平均貯蓄額は1923万円となっていますが、富裕層の存在によって数値が押し上げられており、多くの世帯の貯蓄状況とはかけ離れている可能性があります。

実態をより反映している中央値では800万円となり、多くの70歳代・二人以上世帯の貯蓄額がおおよそこの水準に集中していることがわかります。

世帯ごとの貯蓄額分布は以下のとおりです。

・金融資産非保有:20.8%

・100万円未満:5.4%

・100~200万円未満:4.9%

・200~300万円未満:3.4%

・300~400万円未満:3.7%

・400~500万円未満:2.3%

・500~700万円未満:4.9%

・700~1000万円未満:6.4%

・1000~1500万円未満:10.2%

・1500~2000万円未満:6.6%

・2000~3000万円未満:8.9%

・3000万円以上:19.0%

・無回答:3.5%

最も多いのは、全体の約2割(20.8%)を占める「金融資産なし(貯蓄0円)」の世帯です。

一方で、3000万円以上の貯蓄を保有する世帯も19.0%存在しており、貯蓄額には大きな格差が見られます。

内訳を見ると、100万円未満が5.4%、100~200万円未満が4.9%、200~300万円未満が3.4%と、少額の貯蓄しかない世帯も一定数存在します。

その一方で、1000~1500万円未満が10.2%、1500~2000万円未満が6.6%、2000~3000万円未満が8.9%と、ある程度まとまった資産を持つ世帯も少なくありません。

このように、70歳代世帯の貯蓄額は、退職金の有無や現役時代の収入水準、相続、さらには健康状態などによって大きく差が生じています。

また、公的年金の受給額も現役時代の加入状況によって変動するため、年金だけで生活するのは貯蓄が少ない世帯にとっては厳しい場合があります。

安定した老後の暮らしのためには、自身の状況に応じた生活設計の見直しが欠かせません。

たとえば、健康なうちはパート勤務などで収入を得たり、不動産収入や投資による資産運用を検討するなど、早い段階から多様な選択肢を考えて備えておくことが重要となるでしょう。

【全体・男女別】「厚生年金」の平均月額はどれくらい?

厚生労働省の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、厚生年金・国民年金の平均年金月額を確認しましょう。

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出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

なお、厚生年金の被保険者は第1号~第4号に区分されていますが、本章では民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険(第1号)」(以下、記事内では「厚生年金」と表記)の年金月額を紹介します。

※記事内で紹介する厚生年金保険(第1号)の年金月額には国民年金の月額部分も含まれています。

厚生年金の「平均年金月額」

・〈全体〉平均年金月額:14万6429円

・〈男性〉平均年金月額:16万6606円

・〈女性〉平均年金月額:10万7200円

厚生年金の「月額階級別受給権者」

・1万円未満:4万4420人

・1万円以上~2万円未満:1万4367人

・2万円以上~3万円未満:5万231人

・3万円以上~4万円未満:9万2746人

・4万円以上~5万円未満:9万8464人

・5万円以上~6万円未満:13万6190人

・6万円以上~7万円未満:37万5940人

・7万円以上~8万円未満:63万7624人

・8万円以上~9万円未満:87万3828人

・9万円以上~10万円未満:107万9767人

・10万円以上~11万円未満:112万6181人

・11万円以上~12万円未満:105万4333人

・12万円以上~13万円未満:95万7855人

・13万円以上~14万円未満:92万3629人

・14万円以上~15万円未満:94万5907人

・15万円以上~16万円未満:98万6257人

・16万円以上~17万円未満:102万6399人

・17万円以上~18万円未満:105万3851人

・18万円以上~19万円未満:102万2699人

・19万円以上~20万円未満:93万6884人

・20万円以上~21万円未満:80万1770人

・21万円以上~22万円未満:62万6732人

・22万円以上~23万円未満:43万6137人

・23万円以上~24万円未満:28万6572人

・24万円以上~25万円未満:18万9132人

・25万円以上~26万円未満:11万9942人

・26万円以上~27万円未満:7万1648人

・27万円以上~28万円未満:4万268人

・28万円以上~29万円未満:2万1012人

・29万円以上~30万円未満:9652人

・30万円以上~:1万4292人

【全体・男女別】「国民年金」の平均月額はどれくらい?

続いて、厚生年金の加入期間がなかった人が受け取る、国民年金(老齢基礎年金)の平均月額についても見ていきましょう。

【70歳代・二人以上世帯】シニアの貯蓄額(平均と中央値)はいくら?, 【全体・男女別】「厚生年金」の平均月額はどれくらい?, 厚生年金の「平均年金月額」, 厚生年金の「月額階級別受給権者」, 【全体・男女別】「国民年金」の平均月額はどれくらい?, 国民年金の「平均年金月額」, 国民年金の「月額階級別受給権者」, 秋の今、老後の暮らしを考えてみませんか

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

国民年金の「平均年金月額」

・〈全体〉平均年金月額:5万7584円

・〈男性〉平均年金月額:5万9965円

・〈女性〉平均年金月額:5万5777円

国民年金の「月額階級別受給権者」

・1万円未満:5万8811人

・1万円以上~2万円未満:24万5852人

・2万円以上~3万円未満:78万8047人

・3万円以上~4万円未満:236万5373人

・4万円以上~5万円未満:431万5062人

・5万円以上~6万円未満:743万2768人

・6万円以上~7万円未満:1597万6775人

・7万円以上~:227万3098人

秋の今、老後の暮らしを考えてみませんか

ここまで、70歳代の平均的な貯蓄額について解説してきました。実際には個人差が大きく、資産の二極化が進んでいるのが現状です。

老後の生活では、公的年金が収入の柱になりますが、その金額だけでゆとりある暮らしを送れるとは限りません。足りない分は、これまでの貯蓄を少しずつ取り崩していく必要があります。

現役世代の方は、今から老後に備えて資産形成を始めることが大切です。老後の資産は一朝一夕では作れません。少額でも積み立てを続けることが、将来の安心につながります。

参考資料

・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」

・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」