川崎市長選挙、落選の山田瑛理さん「うわー、強かったなぁ」野末明美さんは「政策を市民に届けきれず…」

 川崎市長選は26日投開票され、無所属現職の福田紀彦さん(53)が新人5人を抑え、4選を確実にした。無所属の政治団体役員・野末明美さん(60)は福田氏批判票の取り込みを図り、無所属の元市議・山田瑛理さん(42)は市議6年の実績をアピールしたが、届かなかった。

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◆山田瑛理さん「手応えはあったが、差は歴然」

 6年間務めた川崎市議を辞職し、自民党市連に離党届を提出して現職に挑んだ山田瑛理さん。午後8時、川崎区の選挙事務所のテレビで現職の当選確実が伝えられると「うわー、(相手は)強かったなぁ。すみません、本当に」と悔しさを爆発させた。「手応えはあったが、差は歴然。各区の皆さんに訴えていろんな声もいただき、すごく充実していた」と振り返った。

敗戦の受け止めを語る山田瑛理さん=川崎市川崎区で

 7月の参院選後、市長選立候補を決断。自民市議団の副団長を務めていたこともあり、関係者から批判の声も上がったが、「子どもたちが幸せな未来を作るのは、市長じゃないとできない」と揺るがなかった。

 今後については、現時点で考えはないとしつつ「素晴らしい経験をさせてもらえた。引き続き川崎のまちに尽くしていきたい」と述べた。(神谷慶)

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◆野末明美さん「市政を変えたい…思いは変わらず」

 野末明美さんは午後8時20分ごろ、中原区の選挙事務所で支援者約20人を前に「政策が多くの市民に届けきれなかったのは私の力不足」と敗戦の弁。福田市政について「大規模開発優先で国と企業の言いなり。市民をないがしろにする市政を変えていきたいという思いは変わらない」と語った。

支援者の前で敗戦の弁を述べる野末明美さん=川崎市中原区で

 長引く物価高騰の中、子育て家庭や中小企業に対する市の支援は後れを取っていると主張。多摩川を挟んで東京都と神奈川県で施策の充実度に差が生じる「多摩川格差」の解消を図るほか、等々力緑地再整備計画の見直しなどを訴えた。

 2023年の県議選出馬に続き、2度目の政界挑戦。今年7月末に市長選立候補を表明し、推薦を受けた共産党の市議らと駅頭に立って市民への浸透を図ったが、及ばなかった。

敗戦の弁を述べる山田瑛理さん(左)と野末明美さん

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