Xで話題の「ナウル」! 日本へのチャーター便を計画か、過去には成田や仁川へも

成田国際空港 2021年7月20日撮影 VH-XNU ボーイング737-319 ナウル・エアラインズ
2020年に開設されたナウル共和国政府観光局日本事務所による公式Xは、フォローバック100%を掲げ2025年12月現在で58.8万人のフォロワー(参考:JAL公式Xは108万人)を擁しています。同事務所“中の人”によるバズる投稿や歯に衣着せぬ投稿の数々から、ナウルのPRに大成功し、現在も人気アカウントのひとつになっています。
同公式X上では2025年11月ごろから、2026年に「日本とナウル」を結ぶチャーター便の運航計画があることを明らかにしています。チャーター便の具体的な計画や概要については検討中としつつも、運航を担うのは同国のフラッグキャリアである「ナウル・エアラインズ」になる可能性が高いことや、ミクロネシア連邦のチューク国際空港を経由する可能性があることを明らかにしています。

© FlyTeam TRIPworldさんナウル・エアラインズ ブリスベン → ナウル 2019年08月搭乗 写真:出発空港での写真
「ナウル・エアラインズ」は、7機のボーイング737型機を保有。737-800が1機「機体記号:VH-AN2」、737-700は「VH-INU」の1機、737-300が「VH-PNI」と「VH-XNU」の2機で、これらはビジネスクラスとエコノミークラス2クラス制の旅客機です。他に、貨物機として737-800SFを1機「VH-8TG」、737-300SFを「VH-YNU」と「VH-ONU」の2機保有しています。機体記号の国籍コードがオーストラリアの「VH」が示す通り、オーストラリアの航空運送事業許可のもとで運航されています。

© FlyTeam Connyさん台北松山空港 2022年6月16日撮影 VH-INU ボーイング737-79L ナウル・エアラインズ
前身であるエア・ナウル時代の1970年代初頭から1980年代後半まで、鹿児島空港と那覇空港へ乗り入れていました。現在、日本とナウルを結ぶ航空路は無く、オーストラリア・ブリスベンやフィジー・ナンディなど同社の就航地経由で訪れるのが一般的です。日本に一番近い就航地としては、今年9月に新規就航したフィリピン・クラークで、“アイランド・ホッピング(ナウル〜キリバス・タラワ〜マーシャル諸島・マジュロ〜ミクロネシア連邦・ポンペイ〜パラオ)”航路の延長区間として開設されています。
同社はチャーター便の運航も活発で、2021年8月には東京オリンピックへ出場する選手団向けのチャーター便として、チューク国際空港経由で成田空港へ737-300「VH-XNU」と「VH-PNI」が飛来しています。他にも、ほぼ月に一度のペースでお隣韓国のソウル(仁川)へ飛来。ソウル便は、航続距離が長い737-700や737-800が投入されており、ナウルからソウルへ直行(飛行時間約8時間)しているほか、ソウル発では毎回異なる寄港地を経由してオーストラリアまで運航されています。約8時間の飛行時間は737ではほぼ性能限界値で、乗客はほとんど搭乗していない(もしくはフェリー便)、また貨物も積載していない状態かと思われます。同型機での実績としては、現在は運休中ですがニューギニア航空が成田〜ポートモレスビー間で直行便(約7時間)を運航していたこともあります。Flightradar24などの追跡サイトによると、これらチャーター便では九州の上空を縦断して飛行しており、さながら1970年代を懐かしんでいるかのような光景となっています。
・2025年のソウル(仁川)発チャーター便 概要
ソウル〜パラオ〜ブリスベン (2025年1月)
ソウル〜ケアンズ〜ブリスベン (2025年3月、6月、9月、12月)
ソウル〜ダーウィン 直行 (2025年8月、11月)

© FlyTeam 現地の人?さん仁川国際空港 2024年10月3日撮影 VH-AN2 ボーイング737-83N ナウル・エアラインズ
ミクロネシア連邦のチューク国際空港は2018年に、ニューギニア航空が成田〜ポートモレスビー便で一時期経由地として寄港していた空港です。日本〜チューク間の航空路も去ることながら、2021年以来となる再びの日本〜ナウル間のチャーター便での航空路復活に期待が高まります。一般販売されるのか、または貸切運航となるかも含め、今後の展開に注目です。