3月募集分【個人向け国債】最新の金利は何パーセント?「個人向け国債」と「新窓販国債」のリスクの違いをチェック!
元本保証の「個人向け国債」と高利回りの「新窓販国債」の選び方とは?

3月募集分【個人向け国債】最新の金利は何パーセント?「個人向け国債」と「新窓販国債」のリスクの違いをチェック!
3月も中旬に差し掛かり、春の気配が感じられる季節となりました。
新年度に向けた準備や、資産計画の見直しを考えている方も多いのではないでしょうか。
金利のある世界が本格化するなかで、安定した資産運用先として「個人向け国債」が再び注目されています。
金利は昨年秋から上昇傾向にありましたが「2026年3月募集分の金利」はどうなったのでしょうか。
この記事では、最新の「個人向け国債の金利動向」を解説するとともに、さらに高い利回りが期待できる「新窓販国債」についてもわかりやすくご紹介します。
それぞれの特徴やリスクを理解し、ご自身の資産運用計画に合った選択肢を見つける一助となれば幸いです。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【2026年3月募集分】個人向け国債の金利はどうなった?
2026年3月募集分(募集期間:3月5日~3月31日)の個人向け国債について、適用される利率は下記のとおりです。

【2026年3月募集分】個人向け国債の金利一覧
・変動10年:1.40%(2月は1.48%、1月は1.39%、12月は1.23%)
・固定5年:1.58%(2月は1.66%、1月は1.59%、12月は1.35%)
・固定3年:1.34%(2月は1.39%、1月は1.30%、12月は1.10%)
前月の2月募集分と比較すると、それぞれのタイプで0.05%から0.08%程度の低下が見られますが、引き続き1%を超える高い水準を保っています。
もう一つの選択肢「新窓販国債」とは?
個人向け国債の他にも、金融機関の窓口を通じて購入可能な「新窓販国債(利付国債)」という選択肢があります。

個人向け国債・新窓販国債の金利(2026年3月4日現在)
・新窓販国債(10年固定):表面利率は2.1%、応募者利回りは2.072%です。
・新窓販国債(5年固定):2026年3月12日に発表予定です(参考:2月募集分は表面利率1.6%、応募者利回り1.575%)。
・新窓販国債(2年固定):表面利率は1.3%、応募者利回りは1.202%です。
個人向け国債と比較する際の重要指標「応募者利回り」
新窓販国債を個人向け国債や定期預金などと比較検討する際には、「応募者利回り」という指標に注目することが大切です。

3月募集分 個人向け国債と新窓販国債の金利比較
・個人向け国債:常に額面どおりの「100円につき100円」で購入できるため、表示されている金利がそのまま利回りになります。
・新窓販国債:市場の状況によっては「100円11銭」といったように、額面よりもわずかに高い価格で購入することがあります。「応募者利回り」とは、この購入価格と受け取る利息を考慮して、満期まで保有した場合の実質的な収益率を示したものです。
10年固定タイプの新窓販国債は、応募者利回りが2.0%を超えており、個人向け国債の「変動10年」の金利1.40%と比較して、運用開始当初の収益性が高くなっています。
注意点:利回りだけで単純に比較できないのはなぜか
個人向け国債の「変動10年」は、適用される利率が半年に一度見直される変動金利型です。
一方、新窓販国債の「10年固定」は、購入時の金利が満期まで変わらない固定金利型という違いがあります。
現時点での「1.40%」と「2.072%」という数字の比較は、あくまで運用開始時点のものです。
将来、市場金利がさらに上昇する局面では、「変動10年」の利率が新窓販国債を上回る可能性があります。
逆に金利が低下した場合は、固定金利である新窓販国債の方が有利になります。
今後の金利がどう動くかという見通しによって、どちらの国債が有利になるかは変わるという点を理解しておく必要があります。
購入前に確認したい「個人向け国債」と「新窓販国債」のリスクの違い
新窓販国債は高い利回りが魅力ですが、個人向け国債とは異なる特性を持っています。
特に、満期前に換金する場合のルールには大きな違いがあるため、事前に正しく理解しておくことが重要です。
個人向け国債(元本保証あり)
・仕組み:発行後1年が経過すれば、いつでも国に額面金額で買い取ってもらえます。
・リスク:換金時には直近2回分の利子に相当する金額が差し引かれますが、元本割れすることはありません。
新窓販国債(価格変動あり)
・仕組み:満期前に換金したい場合は、市場で売却する必要があります。
・リスク:売却する時点の市場金利が購入時よりも高くなっていると、国債の市場価格が下落し、売却価格が額面を下回って元本割れする可能性があります。
資金の目的に合わせた国債の選び方
「個人向け国債」と「新窓販国債」は、いずれも国が発行するため安全性が非常に高い金融商品です。
しかし、その資金を「いつ使う予定か」という目的によって、どちらがより適しているかは異なります。
「個人向け国債」
元本保証を重視しつつ、金利上昇のメリットも享受したい方に向いています。
・元本割れのリスクを避けたい方:発行から1年経てば国が額面で買い取るため、中途換金時も元本は保証されます(※)。
・将来の金利上昇に対応したい方:「変動10年」タイプを選択すれば、市場金利の上昇に合わせて受け取れる利息も増えていきます。
・資金の使い道が未定な方:1年経過後はいつでも換金できるため、流動性の高い予備資金の保管場所としても適しています。
※個人向け国債の元本保証は、発行体である日本政府の信用力に基づいています。そのため、万が一、国が債務不履行(デフォルト)となった場合には、元本や利子の支払いが遅れるリスクが全くないわけではありません。しかし、日本円建ての資産としては、銀行預金よりも安全性が高いと考えられています。
「新窓販国債(10年固定)」
長期で使う予定のない資金で、より高い利回りを確定させたい場合に適した選択肢です。
・購入時点で高い利回りを確定させたい方:応募者利回りが2.0%を超える水準を、10年という長期間にわたって確保したい場合に適しています。
・10年間は使う予定のない余裕資金をお持ちの方:満期前に売却すると元本割れの可能性があるため、満期まで保有し続けられる資金で運用することが前提となります。
資産運用で重要なのは、特定の商品一つに頼るのではなく、資金の目的や性格に応じて複数の商品を賢く組み合わせることです。
例えば、「長期的に使う予定のない資金は新窓販国債で高い利回りを確保し、いざという時のための備えは個人向け国債で安全に運用する」といったように、使い分けることを検討してみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
・財務省「個人向け国債」
・財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」
・財務省「個人向け国債の発行条件等」
・財務省「国債金利情報」
・財務省「個人向け国債窓口トップページ」
・財務省「知る|個人向け国債」
・財務省「中途換金について」
・財務省「新窓販国債5年」2月債 発行条件」
関連記事
【70歳代シニアの平均貯蓄額】「ふつう」はいくら?年金暮らしのリアルな《年金月額・家計収支》をやさしく解説
【次回の支給日は4月15日】【厚生年金+国民年金】一度に40万円(月額20万円)以上もらう人は何%いるのか?
【40代・50代向け】申請型の「給付金・補助金・手当」11選|子育て・介護・キャリア支援制度を整理