【6月支給分から】自分の「年金手取り額」がわかる年金振込通知書とは?年金一覧表「厚生年金と国民年金」60歳~90歳以上は平均いくらもらっているのか
- 【6月支給分から】自分の「年金手取り額」がわかる年金振込通知書とは?
- 公的年金の仕組み
- 1階部分:国民年金(基礎年金)
- 2階部分:《厚生年金》
- 2026年度の年金改定
- 年金一覧表「厚生年金」60歳~90歳以上は1歳刻みで平均いくらもらっている?
- 【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【90歳以上】厚生年金の年金月額一覧表
- 年金一覧表「国民年金」60歳~90歳以上は1歳刻みで平均いくらもらっている?
- 【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【90歳以上】国民年金の年金月額一覧表
- 厚生年金・国民年金をふつうはみんな平均いくらもらっている?
- 「厚生年金」男女別平均年金月額・受給額分布
- 「国民年金」男女別平均年金月額・受給額分布

【6月支給分から】自分の「年金手取り額」がわかる年金振込通知書とは?年金一覧表「厚生年金と国民年金」60歳~90歳以上は平均いくらもらっているのか
2026年度(令和8年度)の年金額改定が公表され、国民年金(基礎年金)は1.9%、厚生年金は2.0%の引き上げとなり、4年度連続のプラス改定となりました。
物価高騰が続く中で受給額の底上げは心強いニュースですが、実際にご自身がいくら受け取れるかは、現役時代の加入状況や受給開始年齢によって大きな個人差があります。
特に日本の年金制度は「2階建て構造」と呼ばれますが、厚生年金の受給額分布を見ると、平均額の15万円台を受け取っている層は決して多くはありません。
今回は、60歳から90歳以上まで、年齢ごとの平均年金月額を1歳刻みの一覧表で詳しく紹介するとともに、自分の「年金手取り額」がわかる年金振込通知書もご紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【6月支給分から】自分の「年金手取り額」がわかる年金振込通知書とは?
2026年度の年金額が増額となり、自身の手取り額を知りたい方もいるでしょう。
年金額が改定された後の自身の手取り額を知るには、原則6月に送付される「年金振込通知書」で「控除後振込額」を確認するとよいでしょう。

「年金振込通知書」
年金振込通知書は金融機関などの口座振込で年金を受け取られている方に対して、年金振込額や受取金融機関に変更があった場合に送られるものです。
こちらの通知書で税金や社会保険料の金額も確認することができるのでみてみるとよいでしょう。
なお、「年金振込通知書」などの各種通知書は、ねんきんネットであればパソコンで見ることができたり、PDFファイルにして保存、印刷もできますので利用されるといいでしょう。
公的年金の仕組み
では次に年金について基本からご紹介します。日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2つから構成されているため、下の体系図のような「2階建て」構造と呼ばれています。

1階部分:国民年金(基礎年金)
国民年金制度の加入対象は、原則として国内居住者のうち「20歳以上60歳未満」のすべての人々です。
年金保険料は全国一律で、年度ごとに見直しが実施されます(※1)。40年間保険料を漏れなく納めた人は、65歳以降に満額の老齢基礎年金(※2)を受給できるようになります。
※1 国民年金保険料:2026年度月額は1万7920円
※2 国民年金(老齢基礎年金)の満額:2026年度月額は7万608円
2階部分:《厚生年金》
厚生年金制度に加入するのは、会社員や公務員、さらに特定適用事業所(※3)で働くパートなど、一定の要件をクリアした人で、国民年金と併せて加入する制度となっています。
・年金保険料(※4):給与水準により決定する(上限あり)
・老後の受給額:加入した期間や支払った保険料によって個人ごとにばらつきが出る
※3 特定事業所:1年のうち6カ月間以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者(短時間労働者は含まない、共済組合員を含む)の総数が51人以上となることが見込まれる企業など
※4 厚生年金の保険料額:標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される
「2階建て構造」で説明される日本の公的年金制度は、1階が「国民年金」、2階が「厚生年金」となっていますが、加入対象となる人や保険料の決まり方、将来受給できる年金額などに大きな差があります。
2026年度の年金改定
公的年金は、賃金や物価の動向を考慮して年度ベースで年金額を更新する制度となっています。
2026年度の年金額は、昨年度より国民年金が+1.9%、厚生年金が+2.0%の増額改定です。国民年金(老齢基礎年金)は満額で月額7万608円(1人につき)、厚生年金はモデル世帯(会社員の夫と国民年金のみの妻)で月額23万7279 円(夫婦2人の合計)となっています。
もっとも、実際に受給できる年金額は、働いていたときの年金加入履歴によって個人ごとに違いが生じます。
年金一覧表「厚生年金」60歳~90歳以上は1歳刻みで平均いくらもらっている?
今のシニア層が実際に受け取れる年金額はいくらくらいなのでしょうか。
厚生労働省年金局が発表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、年齢ごとの平均年金月額を一覧形式で見てみましょう。
はじめに厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額を確認します。
【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金月額一覧表

60歳代の厚生年金の平均月額
・60歳:9万9664円
・61歳:10万4455円
・62歳:10万9323円
・63歳:6万8758円
・64歳:8万3901円
・65歳:14万9862円
・66歳:15万2378円
・67歳:15万2356円
・68歳:15万2709円
・69歳:15万1284円
※65歳未満の厚生年金受給者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している方も含む。
【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金月額一覧表

70歳代の厚生年金の平均月額
・70歳:15万455円
・71歳:14万8371円
・72歳:14万6858円
・73歳:14万5583円
・74歳:14万7774円
・75歳:15万1410円
・76歳:15万1241円
・77歳:15万962円
・78歳:15万862円
・79歳:15万3115円
【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金月額一覧表

80歳代の厚生年金の平均月額
・80歳:15万3729円
・81歳:15万5460円
・82歳:15万7744円
・83歳:15万9994円
・84歳:16万2555円
・85歳:16万3947円
・86歳:16万5577円
・87歳:16万5557円
・88歳:16万6200円
・89歳:16万6767円
【90歳以上】厚生年金の年金月額一覧表

90歳代の厚生年金の平均月額
・90歳以上:16万4027円
標準的な年金受給開始年齢は65歳となっています。65歳以降の各年齢で受け取れる厚生年金の平均年金月額は、14万円~16万円台でした。
年金一覧表「国民年金」60歳~90歳以上は1歳刻みで平均いくらもらっている?
続いて、国民年金(老齢基礎年金)について、各年齢で受給できる平均年金月額を見ていきます。
【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金月額一覧表

60歳代の国民年金の平均月額
・60歳:4万5186円
・61歳:4万6371円
・62歳:4万7784円
・63歳:4万7258円
・64歳:4万7896円
・65歳:6万1240円
・66歳:6万1369円
・67歳:6万1345円
・68歳:6万1293円
・69歳:6万978円
※65歳未満の国民年金(老齢基礎年金)受給者は繰上げ受給を選択した方。
【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金月額一覧表

70歳代の国民年金の平均月額
・70歳:6万1011円
・71歳:6万770円
・72歳:6万234円
・73歳:6万32円
・74歳:5万9813円
・75歳:5万9659円
・76歳:5万9555円
・77歳:5万9349円
・78歳:5万9124円
・79歳:5万8676円
【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金月額一覧表

80歳代の国民年金の平均月額
・80歳:5万8623円
・81歳:5万8269円
・82歳:5万8003円
・83歳:5万7857円
・84歳:5万9675円
・85歳:5万9425円
・86歳:5万9228円
・87歳:5万9204円
・88歳:5万8756円
・89歳:5万8572円
【90歳以上】国民年金の年金月額一覧表

90歳代の国民年金の平均月額
・90歳以上:5万5633円
65歳以降の人が受給できる国民年金(老齢基礎年金)の平均年金月額は、5万円~6万円台となっています。
厚生年金・国民年金をふつうはみんな平均いくらもらっている?
60歳~90歳以上のすべての受給権者における「平均年金月額」と「受給額分布」についても見ていきます。
「厚生年金」男女別平均年金月額・受給額分布

厚生年金の平均額(全年齢)
・〈全体〉平均年金月額:15万289円
・〈男性〉平均年金月額:16万9967円
・〈女性〉平均年金月額:11万1413円
※国民年金の金額を含む
受給額分布(1万円刻み)
・~1万円:4万3399人
・1万円以上~2万円未満:1万4137人
・2万円以上~3万円未満:3万5397人
・3万円以上~4万円未満:6万8210人
・4万円以上~5万円未満:7万6692人
・5万円以上~6万円未満:10万8447人
・6万円以上~7万円未満:31万5106人
・7万円以上~8万円未満:57万8950人
・8万円以上~9万円未満:80万2179人
・9万円以上~10万円未満:101万1457人
・10万円以上~11万円未満:111万2828人
・11万円以上~12万円未満:107万1485人
・12万円以上~13万円未満:97万9155人
・13万円以上~14万円未満:92万3506人
・14万円以上~15万円未満:92万9264人
・15万円以上~16万円未満:96万5035人
・16万円以上~17万円未満:100万1322人
・17万円以上~18万円未満:103万1951人
・18万円以上~19万円未満:102万6888人
・19万円以上~20万円未満:96万2615人
・20万円以上~21万円未満:85万3591人
・21万円以上~22万円未満:70万4633人
・22万円以上~23万円未満:52万3958人
・23万円以上~24万円未満:35万4人
・24万円以上~25万円未満:23万211人
・25万円以上~26万円未満:15万796人
・26万円以上~27万円未満:9万4667人
・27万円以上~28万円未満:5万5083人
・28万円以上~29万円未満:3万289人
・29万円以上~30万円未満:1万5158人
・30万円以上~:1万9283人
厚生年金では、全体の平均年金月額は15万289円という結果でした。男女の平均を比較すると、男性16万9967円、女性11万1413円で、6万円近い開きが見られます。
「国民年金」男女別平均年金月額・受給額分布

国民年金の平均額(全年齢)
・〈全体〉平均年金月額:5万9310円
・〈男性〉平均年金月額:6万1595円
・〈女性〉平均年金月額:5万7582円
受給額分布(1万円刻み)
・1万円未満:5万1828人
・1万円以上~2万円未満:21万3583人
・2万円以上~3万円未満:68万4559人
・3万円以上~4万円未満:206万1539人
・4万円以上~5万円未満:388万83人
・5万円以上~6万円未満:641万228人
・6万円以上~7万円未満:1715万5059人
・7万円以上~:299万7738人
国民年金の平均年金月額は全体で5万円台です。男性は6万円台、女性は5万円台と4000円ほどですが男女差が見られます。
「6万円以上~7万円未満」が最も厚い受給層となっており、多くの人が満額に近い年金額を受け取っていることが読み取れます。
まとめにかえて
今回は、60歳から90歳以上までの年齢別の平均年金受給額について見ていきました。
一覧表からも分かる通り、厚生年金は14万円〜16万円台、国民年金は5万円〜6万円台が平均的ですが、加入期間や働き方の違いが受給額の大きな差となって表れています。
2026年度はプラス改定となりますが、平均的な受給額を知ることは、ご自身の家計管理や将来の生活設計を見直すための大切な基準となります。
また、自身の年金手取り額については、年金振込通知書で確認しましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
・厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・日本年金機構「年金振込通知書」
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