【厚生年金に一度も入っていない人】「老後の年金」受給額は月額どれくらい?平均年収別「年金受給額の目安」をシミュレーション!
国民年金だけでは生活できない!?

【厚生年金に一度も入っていない人】「老後の年金」受給額は月額どれくらい?平均年収別「年金受給額の目安」をシミュレーション!
老後の生活を支える「年金」ですが、人によってもらえる金額は異なります。
年金は原則全員が受け取れる「国民年金」と、会社員や公務員としての勤務経験がある方や、一定の要件を満たすパートやアルバイトの方など厚生年金加入者のみがもらえる「厚生年金」があります。
そのため、会社員や公務員経験がなく厚生年金に一度も入っていない人は厚生年金を受給できず、もらえる年金は少額です。

年金制度の仕組み
本記事では、厚生年金に一度も入っていない人の「老後の年金」受給額をご紹介します。
厚生年金加入者の年金受給額や、老後にかかる支出なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
厚生年金に一度も入っていない人の「老後の年金」受給額はいくら?
会社員や公務員経験が一度もない方、もしくはパートやアルバイトで厚生年金に加入する要件を満たしていない方、自営業者や専業主婦の方は、厚生年金をもらえません。
受け取れる年金は国民年金のみとなります。
では、国民年金はいくらもらえるのでしょうか。
日本年金機構によると、2025年度の国民年金満額受給額は月額6万9308円です。
国民年金の未納付期間がある場合は、期間に応じて支給額が減少します。

「老後年金」受給額はいくら?
月額6万9308円では、少ないと感じる人も多いのではないでしょうか。
厚生年金に一度も入っていないと、年金だけで老後生活を送るのは難しいことがわかります。
厚生年金加入者の「老後の年金」受給額はいくら?
厚生年金未加入者の年金受給額を確認しましたが、会社員や公務員経験がある厚生年金加入者はどのくらい年金をもらえるのでしょうか。
以下の条件で、平均年収別に「年金受給額の目安」をシミュレーションしてみましょう。
・1973年生まれ
・23歳から65歳到達まで会社員として勤務
・65歳から年金受取を開始
シミュレーションの結果は以下のとおりです。

平均年収別に「年金受給額の目安」をシミュレーション
平均年収ごとの目安年金受給額(額面)
平均年収 年金受給額の目安(額面)
・200万円 月10万7000円
・300万円 月12万7000円
・400万円 月14万2000円
・500万円 月16万2000円
・600万円 月18万1000円
・700万円 月19万7000円
・800万円 月21万3000円
・900万円 月23万4000円
平均年収によって、年金の受給額は大きく異なります。
平均年収200万円の方と平均年収800万円の方とでは、もらえる年金の差は2倍以上です。
たとえば、夫が平均年収800万円の会社員で、妻が会社員や公務員経験のない専業主婦の場合、世帯でもらえる年金は月28万2308円(月21万3000円+月6万9308円)となります。
そのため、ご自身が厚生年金に加入していなくても、パートナーが高年収の会社員や公務員の場合には、ある程度の年金を受け取ることが可能です。
老後の生活費はいくら?
ここまで年金受給額を確認しましたが、老後生活にはどのくらいお金がかかるのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」によると、65歳以上夫婦のみ無職世帯の平均支出とその内訳は以下のとおりです。

老後の生活費はいくら?
65歳以上の夫婦のみ無職世帯の支出(月額)
・食料 7万6352円
・住居 1万6432円
・光熱・水道 2万1919円
・家具・家事用品 1万2265円
・被服及び履物 5590円
・保険医療 1万8383円
・交通・通信 2万7768円
・教育 0円
・教養娯楽 2万5377円
・その他の消費支出 5万2533円
・諸雑費 2万2125円
・交際費 2万3888円
・仕送り金 1040円
・直接税 1万1162円
・社会保険料 1万9171円
・合計 28万6877円
社会保険料と税金を含めた平均支出は、月28万6877円です。
内訳としては、食費が月7万6352円ともっとも高くなっています。
もちろん生活スタイルによって支出は異なりますが、目安にしてみてください。
老後にもらえる年金額を把握しよう

Princess_Anmitsu/shutterstock.com
本記事でご紹介したとおり、老後に受け取れる年金は人によって異なります。
そのため、ご自身やパートナーがもらえる年金がいくらになるのか、老後を迎える前に確認しましょう。
日本年金機構の「ねんきんネット」を利用すれば、簡単に老後の年金受給額を知ることができます。
ぜひ、老後の収入を把握し、お金が不足することがわかる場合には、今から節約や資産形成などで老後資金の準備をはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
・厚生労働省「公的年金シミュレーター」
・総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」