【スーパーGT第8戦】GT300予選 BRZが今季2度目のポールポジション 今大会で役目を終えるEJ20エンジンの花道狙う

EJ20エンジンのラストランでポールポジションを獲得したR&DスポーツのBRZ(GTA提供)

今季2回目、通算16回目のポールポジションを決めた山内英輝(右)と抱き合う同僚の井口卓人(GTA提供)

ランキング首位に立つLEONの黒澤治樹監督だが、7年ぶりのタイトル奪還には少し旗色が悪いようだ

 スーパーGT第8戦(最終戦)は1日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでGT300クラスの予選を行い、R&Dスポーツの井口卓人/山内英輝組(スバルBRZ)が今季2度目のポールポジションを獲得した。10年以上も使ってきた水平対向エンジン「EJ20」は今季限り。思い入れの強い2人は、まずは予選最速でこれまでの恩に報いた。

 自身が持つGT300の通算最多ポール記録を「16」に伸ばした山内は「EJ最後の予選でポールポジションを取れたのはうれしいです」と大満足。そして「どんなレースになるか分からないけど、『イー・ジェイ』と言えるようにしたい」と微妙な”しゃれ”を繰り出した。

 コンビを組む井口もQ1のA組で最速タイム。「(午前の)練習走行から調子が良く、その流れを続けられた。10年以上も頑張ってくれたEJ20。最後までアクセルを踏み込みたい」と有終の美を飾るつもりだ。

 一方、タイトル争いは混沌(こんとん)としてきた。ランキング首位に立つLEONの蒲生尚弥/菅波冬悟組(メルセデスAMG)は予選14番手止まり。黒澤治樹監督は「もう少し上にいきたかった。周りが予想以上に速かった」と首をかしげる。決勝重視のタイヤ選択のため、予選はある程度落ち込む覚悟をしていたが、予想以上に落ち込んだ。決勝では得意の戦略を駆使して、一気の大駆けを狙う。

 GT300クラスは全8戦のうち、7戦の有効ポイント制を採用する。LEONはここまで全戦入賞のため、やや不利な状況。1・5ポイント差のランク2位につけるKONDOの平手晃平(日産GT―R)は予選4番手ながら、こちらも全戦入賞組。予選10番手にとどまったカーガイMKSのザック・オサリバン/小林利徠斗組(フェラーリ296)は4・5ポイント差のランク3位も、無得点レースがあるため今大会のポイントがすべて加算できる。タイトル争いはまさに横一線だ。