ボクシング 井上尚弥、今後サウジアラビアで定期的に試合をする可能性浮上 公開練習では弟・拓真とのマスボクシングを披露

【ボクシング】[井上尚弥公開練習]練習を公開した井上尚弥=横浜大橋ジム(撮影・塩浦孝明)

プロボクシング4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(32)=大橋=が13日、横浜市の大橋ジムで報道陣に練習を公開した。WBC2位のアラン・ピカソ(25)=メキシコ=の挑戦を受ける4団体王座防衛戦(27日、サウジアラビア・リヤドのモハメド・アブドゥー・アリーナ)に向け、弟でWBC世界バンタム級王者の井上拓真(29)=大橋=とのマスボクシング(軽めのスパーリング)などを披露した。

【ボクシング】[井上尚弥公開練習]練習を公開した井上尚弥=横浜大橋ジム(撮影・塩浦孝明)

今年4試合目となるサウジ決戦まで2週間。尚弥は近年のトップ選手では異例のハイペースで試合を重ねてきたが、好調ぶりをアピールした。

「精神的にも肉体的にもすごく仕上がっていて、(試合が)待ち遠しい。最終調整をサウジアラビアで行うんですけども、そこが一番今楽しみ。初めての地で調整をするという新鮮な気持ちで臨めるので、早くサウジアラビアに行きたいなと思っています」

この日は拓真とのマスボクシングを1ラウンド披露し、ハイレベルな攻防を見せた。近年の公開練習では手の内を隠すことが一般的だが、余裕の表れなのか、尚弥の提案で2019年9月以来、約6年ぶりに実戦練習を報道陣に公開した。

近年ボクシングの中心地となっているサウジアラビアでの同国政府主催の歴史的な興行。日本選手6人が参戦するビッグイベントでメインイベンターを務める。

「日本人のトップ選手が勢ぞろいするので、すごくレベルの高い技術を見せられるんじゃないかなと。世界にしっかりとアピールできるんじゃないかなと思います」と意気込んだ。

大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「今、日本のレベルは本当に高くて、それをリヤドでやって世界に証明できる。この試合内容、評価によって、これが2回、3回と続く感じになれば一番良い。非常にこの1回目は大事な試合だと思う」と気を引き締めた。今回の興行が成功すれば、尚弥はサウジアラビアで定期的に試合をする可能性が出てくるという。「毎年1回行われる可能性もある。年に1回、井上が(サウジアラビアに)行く」と明らかにした。

【ボクシング】[井上尚弥公開練習]練習を公開した井上尚弥=横浜大橋ジム(撮影・塩浦孝明)

6度目の4団体王座同時防衛に成功すれば自身の持つ男子史上最多記録を更新。世界戦27連勝となればジョー・ルイスとフロイド・メイウェザー(ともに米国)と並んでいる世界戦連勝記録で単独トップに躍り出る。尚弥は「どんな展開にしろ最後はフィニッシュ。しっかりと今回はKO決着したいなと思っています」とKO勝利で世界にアピールすると宣言した。

興行はNTTドコモの映像配信サービス「Leminoペイ・パー・ビュー(PPV)」で午後4時30分から国内独占生配信される。プロ戦績は世界4階級制覇王者の尚弥が31戦31勝(27KO)、世界初挑戦のピカソが33戦32勝(17KO)1分け、拓真が23戦21勝(5KO)2敗。(尾﨑陽介)

【ボクシング】[井上尚弥公開練習]練習を公開した井上尚弥=横浜大橋ジム(撮影・塩浦孝明)