青学大・原晋監督、女子陸上に一石「化学反応を」女子駅伝チーム立ち上げ会見/陸上

女子駅伝部の創設会見を行った青学大。会見に出席した左から芦田和佳、原晋監督、池野絵莉(撮影・川並温美)
青学大は4日、神奈川・相模原キャンパスで女子駅伝チーム創設会見を行った。今年1月の箱根駅伝で9度目の総合優勝を飾り、女子の監督も兼任する原晋監督は新たな目標を掲げた。
「低迷した女子陸上を盛り上げたい。まずは個人種目に特化して関東インカレや日本選手権入賞、世界大会での日本代表を目標にする。駅伝では2027年10月の全日本大学女子駅伝や28年2月の男女混合駅伝、28年富士山初出場の初出場初優勝を目指す」
6、7年前から大学から女子部立ち上げの打診があったことを明かした原監督。当時は「男子に物足りなさがあった。女子部の創設はまだ早い」とすぐには創部に至らなかったが、それ以降、女子陸上を気にかけていく中で競技者減少や記録の伸び悩み、指導体制に課題を感じてきたという。

女子駅伝部の創設会見を行った青学大。会見に出席した原晋監督(撮影・川並温美)
第1期生として昨年の全国高校総体女子3000メートルで日本人1位の芦田和佳(のどか)と同2位の池野絵莉(かいり)の2人が入部。今後は特別推薦制度で2~4名ずつ部員を集め、合計10名前後の少数精鋭チームを作っていく。選手育成は原監督が中心だが、女子の責任コーチにはマラソンで活躍した青学大OBの橋本崚氏が就任した。
女子は東京・町田市の男子寮の近くにある女子学生寮で生活し、食事や練習は男子とともにする。食事に関しては2年後から女子寮への移行を考えているが、練習については「女子チーム特有のべったり指導はしない。女子の練習パートナーをつけるようなぬるっちょいことはせず、男子とともに練習、合宿をする」と男子と切磋琢磨していく予定。入学前にはすでに男子ともに合宿を敢行。会見の約4時間後には芦田が絆記録挑戦会で女子1500メートルを走り、フレッシュグリーンのユニホームでデビュー。雨の中、終始先頭で引っ張り、4分23秒46でトップを飾った。

女子駅伝部の創設会見を行った青学大。会見に出席した芦田和佳(撮影・川並温美)
「女性はよく難しいとか言われるが、本当かなと。同じ人間じゃないかと。変化、化学反応を派閥を持たない原監督が率先してやっていきたい」と原監督。駅伝を知り尽くした名将が女子陸上に一石を投じる。

女子駅伝部の創設会見を行った青学大。会見に出席した池野絵莉(撮影・川並温美)