スピードスケート・吉田雪乃、W杯出場辞退し異例の小学生大会オープン参加で国内調整 ホームリンクの受け入れに深く感謝

練習の合間に笑顔を見せる吉田雪乃

及川佑コーチ(左)の指導を受けながらスタートの練習をする吉田雪乃

及川佑コーチ(右)と練習する吉田雪乃
スピードスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪女子500メートル、1000メートル代表の吉田雪乃(22)=寿広=が9日、青森県八戸市での練習を公開し、五輪へ向けた異例の調整プランを明かした。
吉田は23日開幕のW杯第5戦・ドイツ大会(インツェル)出場を辞退し、国内での調整を選択。「自分が安心できる環境で練習ができる」と、いつもの環境で、ペースを崩さず滑りを磨く。
W杯辞退で、レースから1カ月以上遠ざかり、実戦感覚の不足が懸念される。しかし、そこはホームリンクからの”応援”がある。吉田はW杯とほぼ同じ24、25日にある同市内の小学生を対象とした大会「ゴールドスプリント」にオープン参加。及川佑コーチと同走でタイムトライアルを行い、感覚を維持する構えだ。
吉田は「普通なら『ちょっと勘弁してください』と言われるところを、八戸の皆さんが快く受け入れてくださった」と、深く感謝。「変な滑りはできない」と、小学生からの憧れの視線を浴びる緊張感も糧にする。
かねてスケート嫌いを公言しているが、この日も「毎年、どんどん嫌いになっている。高校の時とはまた違う”嫌い”。高校の時はまだましだった」とユニークなコメントを連発。スケートを続ける理由は、周囲への「恩返し」。その証となる五輪金メダルを目指し、万全の準備を進める。