予定していた清水パーキングエリアの充電用駐車枠に駐められず、しばし呆然【ヒョンデ コナ Nライン:長期テスト⑩】

今回は、静岡−東京間を往復する長距離ドライブがあったこともあり、久し振りに1カ月の走行距離が1400kmを超えた。また季節も秋になり外気温が下がってきたことでエアコンの負担も減り、平均電費も向上、常時エアコンを稼働させていても6km/kWh台後半を記録するようになった。この調子なら来月は7km/kWh台も見えてきそうだ。

回生ブレーキの強さは「強い」、「普通」、「弱い」から選択が可能。

アイコンがオレンジになったら充電はしたほうがいい

EVで長距離を走るときは、ルートのどこで充電するというような充電マネジメントが大切になるが、コナの場合それは、インフォテインメントシステムで、BEV→充電ステーションを選択すれば詳しく案内してくれる。

さらに「経路」、「現在地」、「目的地」、「お気に入り」から選択でき、AC(普通)/DC(急速)といった充電スタンドの種類も案内してくれるため、これはとても便利な機能だと実感している。ただし、さすがに充電器の使用状況まではわからないので実際に現地に行くと、充電スタンドがすべて埋まっていた・・・ということもありうる話だ。

そんな時は、スマートフォン用の充電スタンドの空き状況までわかるアプリもあるのでそれを使うのもいいだろう。アプリによっては充電スタンドの使用状況、つまり空いているかどうかまで教えてくれるものがある。

新東名高速道路清水PAに充電しようと立ち寄ったら、明らかにEV以外の車両が充電用の駐車スペースを占領していた。これは困る。

しかし、そんなアプリで充電スタンドを検索しても、BEV充電用の駐車スペースに充電しないエンジン車が駐められているとこれはもうお手上げだ。アプリには充電スタンドの使用状況は反映されるが、充電しないで駐車枠だけを使用していると、充電スタンドが空いていると表示されてしまうからだ。今回、そんな状況に遭遇した。

それは先日、静岡方面に向かうため、新東名高速を走っていたときのことだ。トイレや休憩を兼ねて、清水パーキングエリアで充電しようと立ち寄ったところ、なんと充電用の駐車枠が充電の必要がないエンジン車が駐まっていた。

予定していた場所で充電できないことも今後は増えるだろう

これはドライバーのマナーの問題なのだが、それが1台ではなく4台。つまりすべてのBEV充電用の駐車枠に駐めらていたのだ。これでは、BEVはお手上げだ。駐車枠を空けてもらおうとクルマに近寄っても、車内には誰もいないので声をかけることもできず、充電をあきらめるしかない状況だった。

BEVの普及台数が増えてくると、充電スタンドや充電用駐車スペースが足りなくなることも考えられるが、EV以外に占領され、充電ができなくなるとは考えてもみなかった。充電しないクルマに乗っていると充電の重要さがあまり身近ではないのかもしれないが、BEVのドライバーの立場で考えていただきたいものだ。

充電の目安は走行可能距離より、充電残量を参考にしている。SOCが20%になると残量表示がオレンジになり、警告してくれる。

話は変わるが、コナは充電残量が20%になると充電が必要だとアイコンがオレンジで表示される。さらに10%未満になると「直ちにバッテリーを充電してください」という警告表示が出てくるのだ。つまりSOCが20%ぐらいになったら充電したほうがいいということである。

ちなみに長期テスト車のコナの場合、SOC20%で走行可能距離は83km(電費6.6km/kWh)と表示された。これは電費や気温、空調の使用状況、走行状況によって変わってくるが、まだ80km以上も走れるのだから、BEVバッテリー警告が表示されても慌てずに充電スタンドを探したい。

晴れていればまだいいが、雨が降っていれば、こうして地面に置かれ汚れたり濡れた充電ケーブルを使わなければならないのだ。

急速充電を使用する場合、80%ぐらいまで充電するのがバッテリー保護の点からも望ましい。長期テスト車のコナでは、SOC20%で約85km、80%で約345kmが表示されるのでその間の約270km分を走ったところで充電していくことが多い。

ただ、あらかじめ長距離を走ることがわかっているときなどは、事前に普通充電などを使いSOC100%まで充電することもある。そんなときは走行可能距離が440km以上になるので約100kmほど余裕ができることになるからだ。その距離の中で充電場所を決めるなどの充電マネジメントをするというわけだ。こうしたことを考えることもEVに乗る楽しみのひとつだと言えるだろう。

バッテリー残量が20%以下になると中央のディスプレイにオレンジになったアイコンが現れ警告される。

さて、コナの長期テストを開始して今月で10カ月が経過した。現在の走行距離は1万3500kmを超えている。この調子で順調に行けば、来月あたりには12カ月または1万5000km点検のことを考えなければならないだろう。ちょうど年1回の自身の健康診断を受けていて、そんなコナの定期点検のことを思い出した次第である。

8段階あるエアコンの風量を変えると走行可能距離表示も変わってくる【ヒョンデ コナ Nライン:長期テスト⑨】 - Webモーターマガジン