厚生年金、「平均年収610万円」「40年加入」の男性《将来の年金額》はいくらになる? 年金額例を見る
- 国民年金・厚生年金、次回は2月支給日「4月支給《2月・3月分》で今年度は最後」
- 年金制度は「国民年金+厚生年金」の2階建て構造
- 1階部分《国民年金》
- 2階部分《厚生年金》
- 【年金カレンダー】2025年度の年金支給日はいつ?
- 厚生年金、「平均年収610万円」「40年加入」の男性《将来の年金額》はいくらになる?
- ケース①:男性・厚生年金期間中心
- ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心
- ケース③:女性・厚生年金期間中心
- ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心
- ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心
- 厚生年金、60歳から「30歳年上」90歳以上まで《平均受給額》を見る
- 【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金月額一覧表
- 【90歳以上】厚生年金の年金月額一覧表
- 国民年金、60歳から「30歳年上」90歳以上まで《平均受給額》を見る
- 【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金月額一覧表
- 【90歳以上】国民年金の年金月額一覧表
- 国民年金・厚生年金、さらに私的年金も視野に。
次回は2月支給日「4月支給《2月・3月分》で今年度は最後」

厚生年金、「平均年収610万円」「40年加入」の男性《将来の年金額》はいくらになる?年金額例を見る
2026年がはじまりましたが、さっそく今年最初の年金支給日が2月13日にあります。近年の物価高に連動して年金の受給額も増額改定されています。
働き方や生き方が多様化する今、「将来、自分はどのくらいの年金を受け取れるんだろう?」と気になっている人もいるでしょう。今のシニア世代が実際に受け取る年金額の平均に加えて、厚生労働省の「多様なライフコースに応じた年金額の例」を紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
国民年金・厚生年金、次回は2月支給日「4月支給《2月・3月分》で今年度は最後」
日本の公的年金には、老齢年金の他、ケガや病気で仕事や生活などが制限されるようになった場合に受給できる「障害年金」、一家の生計の担い手にまさかのときがあった場合に受給できる「遺族年金」という、3つの保障機能があります。
「年金」と聞くと、リタイア後に受け取る「老齢年金」をイメージする人が多いかもしれませんね。
年金制度は「国民年金+厚生年金」の2階建て構造
「2階建て構造」と呼ばれるそのしくみは、1階部分の「国民年金(基礎年金)」と2階部分の「厚生年金」から成り立ち、現役時代の働き方や過ごし方が、将来の年金水準を大きく左右する性質を持っています。
ここでは、「国民年金」と「厚生年金」の基本とあわせて、それぞれの「老齢年金の受給額」についても整理しておきましょう。

1階部分《国民年金》
加入対象者は?
・原則として日本に居住する20歳から60歳未満の全員(職業や国籍は問わない)
年金保険料は?
・全員一律、ただし年度ごとに改定あり(※1)
老齢年金の受給額は?
・保険料を全期間(480カ月)納付すれば、65歳以降で満額(※2)の老齢基礎年金を受給できる
※1 国民年金保険料:2025年度月額は1万7510円
※2 国民年金(老齢基礎年金)の満額:2025年度月額は6万9308円
2階部分《厚生年金》
加入対象者は?
・会社員や公務員、またパート等で特定適用事業所(※3)に働き一定要件を満たした人(国民年金に上乗せで加入)
年金保険料は?
・収入に応じて(上限あり)変わる(※4)
老齢年金の受給額は?
・加入期間や納付した保険料により個人差が出る
このように、国民年金と厚生年金では、加入対象となる人、年金保険料の決まり方、老齢年金額の計算方法などが異なります。
そのため、現役時代の年金加入履歴により、実際に受け取る老齢年金額にはおのずと個人差が出てくるのです。
※3 特定適用事業所:1年のうち6カ月間以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者(短時間労働者は含まない、共済組合員を含む)の総数が51人以上となることが見込まれる企業など
※4 厚生年金の保険料額:標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される
【年金カレンダー】2025年度の年金支給日はいつ?
公的年金は、原則として「偶数月の15日(※5)」に、支給月の前々月分と前月分の2カ月分を合算して支給されます(後払い方式)。
2025年度の「年金支給日」と「支給対象」の年金は以下の通りです。
・2025年6月13日(金) :4月・5月分
・2025年8月15日(金) :6月・7月分
・2025年10月15日(水) :8月・9月分
・2025年12月15日(月) :10月・11月分
・2026年2月13日(金):12月・1月分
・2026年4月15日(水):2月・3月分
※5 「15日」が土日・祝日の場合は直前の平日に前倒しされる
厚生年金、「平均年収610万円」「40年加入」の男性《将来の年金額》はいくらになる?
働き方や生き方が多様化する今、「将来、自分はどのくらいの年金を受け取れるんだろう?」と気になっている人もいるでしょう。
厚生労働省は、今回の年金改定の発表と同時に、「多様なライフコースに応じた年金額の例」も示しています。
ここでは、年金加入経歴を5つのパターン(男性2パターン、女性3パターン)に分類し、「2025年度に65歳になる人」を想定した年金額の概算が提示されています。

出所:厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
ケース①:男性・厚生年金期間中心
《年金月額》17万3457円
・平均厚生年金期間:39.8年
・平均収入:50万9000円※賞与含む月額換算。以下同じ。
・基礎年金:6万8671円
・厚生年金:10万4786円
会社員として長年キャリアを積んできた方の標準的なモデルケースでは、将来受け取れる年金は月額で17万3457円となります。これは「老齢基礎年金」6万8671円に、現役時代の給与や期間に応じて決まる「老齢厚生年金」10万4786円を合計したものです。平均年収約610万円で約40年間、着実に厚生年金に加入し続けた場合、毎月17万円強を受け取りながら老後を送るというイメージになります。
ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心
《年金月額》6万2344円
・平均厚生年金期間:7.6年
・平均収入:36万4000円
・基礎年金:4万8008円
・厚生年金:1万4335円
ケース③:女性・厚生年金期間中心
《年金月額》13万2117円
・平均厚生年金期間:33.4年
・平均収入:35万6000円
・基礎年金:7万566円
・厚生年金:6万1551円
ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心
《年金月額》6万636円
・平均厚生年金期間:6.5年
・平均収入:25万1000円
・基礎年金:5万2151円
・厚生年金:8485円
ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心
《年金月額》7万6810円
・平均厚生年金期間:6.7年
・平均収入:26万3000円
・基礎年金:6万7754円
・厚生年金:9056円
これらの年金額の例を見ても分かるように、厚生年金の加入期間や現役時代の平均収入によって、年金月額は大きく変動します。
特に、現役時代に国民年金と厚生年金のどちらを中心に加入していたかによって、老後の受給額は大きく変わることが見て取れます。
厚生年金、60歳から「30歳年上」90歳以上まで《平均受給額》を見る
今のシニア層が実際に受け取れる年金額はいくらくらいなのでしょうか。
厚生労働省年金局が発表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、年齢ごとの平均年金月額を一覧形式で見てみましょう。
はじめに厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額を確認します。

厚生年金:年齢別の平均年金月額
【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金月額一覧表
・60歳:9万9664円
・61歳:10万4455円
・62歳:10万9323円
・63歳:6万8758円
・64歳:8万3901円
・65歳:14万9862円
・66歳:15万2378円
・67歳:15万2356円
・68歳:15万2709円
・69歳:15万1284円
※65歳未満の厚生年金受給者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している方も含む。
【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金月額一覧表
・70歳:15万455円
・71歳:14万8371円
・72歳:14万6858円
・73歳:14万5583円
・74歳:14万7774円
・75歳:15万1410円
・76歳:15万1241円
・77歳:15万962円
・78歳:15万862円
・79歳:15万3115円
【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金月額一覧表
・80歳:15万3729円
・81歳:15万5460円
・82歳:15万7744円
・83歳:15万9994円
・84歳:16万2555円
・85歳:16万3947円
・86歳:16万5577円
・87歳:16万5557円
・88歳:16万6200円
・89歳:16万6767円
【90歳以上】厚生年金の年金月額一覧表
・90歳以上:16万4027円
標準的な年金受給開始年齢は65歳となっています。65歳以降の各年齢で受け取れる厚生年金の平均年金月額は、14万円~16万円台でした。
国民年金、60歳から「30歳年上」90歳以上まで《平均受給額》を見る
続いて、国民年金(老齢基礎年金)について、各年齢で受給できる平均年金月額を見ていきます。
【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金月額一覧表
・60歳:4万5186円
・61歳:4万6371円
・62歳:4万7784円
・63歳:4万7258円
・64歳:4万7896円
・65歳:6万1240円
・66歳:6万1369円
・67歳:6万1345円
・68歳:6万1293円
・69歳:6万978円
※65歳未満の国民年金(老齢基礎年金)受給者は繰上げ受給を選択した方。
【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金月額一覧表
・70歳:6万1011円
・71歳:6万770円
・72歳:6万234円
・73歳:6万32円
・74歳:5万9813円
・75歳:5万9659円
・76歳:5万9555円
・77歳:5万9349円
・78歳:5万9124円
・79歳:5万8676円
【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金月額一覧表
・80歳:5万8623円
・81歳:5万8269円
・82歳:5万8003円
・83歳:5万7857円
・84歳:5万9675円
・85歳:5万9425円
・86歳:5万9228円
・87歳:5万9204円
・88歳:5万8756円
・89歳:5万8572円
【90歳以上】国民年金の年金月額一覧表
・90歳以上:5万5633円
65歳以降の人が受給できる国民年金(老齢基礎年金)の平均年金月額は、5万円~6万円台となっています。
国民年金・厚生年金、さらに私的年金も視野に。
ここまで年金一覧表を用いて年金受給額について詳しく見てきました。これを見ると年金が多いに越したことはないかと思いますが年金が多ければ多いほど、保険料や税金が高くなる可能性もあります。
しかし、このような税制面はいつまでも同じとは限らず今後変わっていく可能背がありますので、まずは年金額を増やすことと老後の資産形成については早い段階から考えてみてもいいかもしれません。
最近では新NISAやiDeCoのような制度を活用するという方も増えてきているのでまずは自分自身で詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
・日本年金機構 年金用語集「た行 特定事業所」
・日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
・厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
来月2月が支給日【障害年金】「一生もらえるとは限らない」障害年金と障害年金生活者支援給付金「いくらもらえる?」給付額の目安
【障害年金生活者支援給付金】2カ月に一度「1級は1万3626円」が年金に上乗せ!受給者が多いのはどの年代?
厚生年金、2月は支給日!一度の支給で「60万円(月額30万円)以上」は全体の1%にも満たない?