北海道と北米を結ぶ直行便ついに! 新千歳〜バンクーバー線 12月就航、CTS国際線の歴史も紐解く

バンクーバー国際空港 2025年7月17日撮影 C-GHPY ボーイング787-8 ドリームライナー エア・カナダ
エア・カナダは、2026年12月17日(木)から2027年3月26日(金)までの冬季期間に、新千歳〜バンクーバー線へ新規就航することを発表しました。期間中は週3便を運航し、8機保有するボーイング787-8型機(ビジネスクラス20席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス214席、計255席仕様)を投入します。これにより、羽田空港・成田空港・関西国際空港(夏季のみ)に加え、日本では4地点目の就航になります。
札幌と北米を結ぶ直行便の就航は初めて。世界的に知られる北海道のパウダースノー、さっぽろ雪まつり、数々の温泉、グルメなどを訴求し、主にインバウンド(訪日旅行者)へ向けた路線であることが読み取れます。さらに、札幌発のアウトバウンド(日本発の旅行者)向けにも、北米へのアクセスが従来の東京や大阪乗り継ぎに比べて2時間以上短縮できる利点などを踏まえ、旺盛な需要を見込んでいます。スキー・スノーボード用品の受託を無料で受け付ける(一部条件あり)など、ウィンタースポーツ需要に応える体制も万全です。
同社のプレスリリースのタイトル文頭にも、「壮大な雪景色、ラーメン、伝説のビール(おそらくSAPPORO)」と謳われていることからも、今回の北海道就航にあたっての期待度が読み取ることができます。また、駐日カナダ大使やバンクーバー国際空港の代表からも祝辞が寄せられるなど、両国間往来の新たな時代が到来したともいえます。
■ エア・カナダ 新千歳~バンクーバー 時刻表
AC54便 新千歳 19:55 / バンクーバー 11:10 (月・木・土) 2026年12月17日~2027年3月25日
AC55便 バンクーバー 13:25 / 新千歳 15:35+1 (火・金・日) 2026年12月18日~2027年3月26日
■ 新千歳発着国際線の歴史と現在

© FlyTeam noshi2さん新千歳空港 2013年12月23日撮影 B-HOR ボーイング747-467 キャセイパシフィック航空
新千歳空港発着の国際線としては、1990年代から2000年代にアウトバウンド(日本発の旅行者)向けとして、日本航空(JAL)およびJALウェイズによるホノルル線、KLMオランダ航空によるアムステルダム線、コンチネンタル・ミクロネシア航空のグアム線などが運航されていました。2000年代後半からは北海道のパウダースノーに対する魅力度が高まり、カンタス航空やオーストラリア航空によるケアンズ線就航や、キャセイパシフィック航空のジャンボ機が毎日3便運航された時期があったなど(前述、オーストラリア線運休期間中にオーストラリアからの乗り継ぎ需要による)、インバウンド(訪日旅行者)向けの路線が増えました。その後、フィンエアーによるヘルシンキ線も就航しましたが、コロナ禍により運休になっています。コロナ禍後、現在までは冬季のみながらカンタス航空によるシドニー線やシンガポール航空のシンガポール線、マレーシア航空によるクアラルンプール線(連続チャーター)、ガルーダ・インドネシア航空によるジャカルタ線(チャーター)など、既存の中国・台湾・韓国・フィリピン・タイ路線と合わせて、大変な拡大をみせています。

© FlyTeam プルシアンブルーさん新千歳空港 2000年5月6日撮影 JA8547 マクドネル・ダグラス DC-10-40I JALウェイズ