インフレ時代に損をしないためには…投資一択!お金に働いてもらうことが大事

物価高や円安が進む現代に、お金に困らずに暮らしていくには、お金の本質やしくみ、流れをきちんと理解することが大切。お金の基本から、「景気」「物価」「為替」「株価」といった基礎的な経済用語の意味、税金・年金・保険のルールまで、やさしく丁寧に解説した『社会人の基本 お金のしくみがわかるおとな事典 金融・経済「超」入門』では、お金を「稼ぐ・使う」「増やす・貯める」「納める・備える」とはどういうことか、監修者ならではのポイントもまじえて紹介。「インフレ時代を勝ち抜く」ための1冊から、抜粋してご紹介します!

株式投資、債券投資や投資信託でお金に働いてもらう

預金は文字通り、お金を預けること。では投資とは何かというと「お金が増えそうなところに資金を投じる」ことです。  

資金を必要としている人は、株式や債券を発行します。さまざまな株式や債券をくみこんだ投資信託も販売されています。これらを購入することで資金を提供し、お金を増やしてもらおうというわけです。購入時より価値が上がれば、値上がり益が得られます。特に株式投資では、「配当金」や「株主優待」を得られることもあります。

預金は、お金を眠らせているようなもの。増やしたいなら、投資でお金に働いてもらいましょう。

〇お金が働くとは

ひとつは、会社や国などの運営金となること。もうひとつは、投資がうまくいって、さらなる利益を生むこと。2つの意味があります。

『社会人の基本 お金のしくみがわかるおとな事典 金融・経済「超」入門』より

〇複利効果がすごい

利子の計算方法には、「単利」と「複利」があります。お金を増やす効果は、複利のほうが断然大きく、これが投資の醍醐味です。100万円をそれぞれ運用した場合、下のような差がみられます。

『社会人の基本 お金のしくみがわかるおとな事典 金融・経済「超」入門』より

インデックス型の投資信託に15年以上積立投資をした場合、どのタイミングで投資をはじめていても、資産が増えていることが金融庁のデータであきらかにされています。

インフレ時代に損しないためには今すぐ投資をはじめたい

インフレで物価が上がるということは、お金の価値が下がるということ。たとえば、現金100万円をもっていても、その実質的価値は90万円、80万円というように目減りしてしまうのです。これが「インフレリスク」です。預金金利が高くなれば、インフレぶんをおぎなうこともできますが、そうなるとも限りません。インフレリスクから資産を守るには、投資をすることが重要なのです。

〇インフレリスクとは

インフレになると、今1万円で買えるものが、将来は1万円で買えなくなります。現金のままもっているのは、リスクがあるのです。

『社会人の基本 お金のしくみがわかるおとな事典 金融・経済「超」入門』より

〇インフレに強い資産は?

インフレに強いといわれているのは、「実物資産」「有価証券」「外貨建て資産」の3つです。

■実物資産(金・不動産)

モノ自体に価値のある金や不動産は、安定した需要があり、インフレでも資産価値が下がりにくい。

■有価証券(株・投資信託など)

インフレのときは、企業の収益が増加しやすいため、株そのものや、株を組みこんだ投資信託の価格上昇による値上がり益が期待できる。

■外貨建て資産(外貨預金・外国株・外貨建て保険)

外貨建て資産とは、円以外の通貨で価値が表示される資産のこと。インフレで円の価値が下がっても、相対的に外貨の価値が上がれば、資産全体の目減りを軽減できる。

〇みんな投資をはじめてる?

以前にくらべれば、日本でも投資が広まりつつあります。しかし、欧米にくらべれば現金預金の割合が高いのが現状です。

『社会人の基本 お金のしくみがわかるおとな事典 金融・経済「超」入門』より