1978年式クラウンに一目ぼれした女性オーナー 横浜で「ノスタルジック2デイズ」開催

1978年式クラウン・スーパーサルーンエクストラの運転席に座るオーナーのやまださん =2月21日、パシフィコ横浜(鴨志田拓海撮影)
日本最大級のクラシックカーのイベント「ノスタルジック2デイズ」が21日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開幕した。
イベント冒頭、公募で選ばれた様々な年代の車両計10台が会場内をパレード走行した。その中の1台、1978(昭和53)年製の5代目クラウン・スーパーサルーンエクストラで参加した女性オーナーのやまださん(仮名)は、28歳。48年前に生産されたこの車が、初めてのマイカーだという。

会場内をパレード走行するやまださんの愛車、クラウン・スーパーサルーンエクストラ
専門店で偶然出会い、一目惚れ

やまださんと愛車のクラウン・スーパーサルーンエクストラ
父が旧車乗りだったというやまださん。車好きの友人がきっかけで興味を持ち、運転免許を取得した。愛車とはヴィンテージカーの専門店で偶然出会い、一目惚れ。「現代の車にない角ばったデザインや内装が魅力的」という。

車体のピラー部分に装着されたクラウンのロゴマーク
「旧車は自動車税が高いので、安くしてほしい、旧車(A70型スープラ)に乗っていた高市首相には期待しています」とも話した。
21歳、夢は車体整備士
日産愛知自動車大学校のブースでは、スカイラインHR30をドレスアップした「Re30 スカイラインシルエット」などが展示された。
制作に携わった伊藤大空(21)さんも旧車乗りの一人。将来は板金や塗装を手掛ける車体整備士になりたいという。「旧車は年々減ってきており、修理の手間もかかるが残っている車両を大事にしていきたい」と話していた。
会場ではトヨタのスープラやAE86、ホンダ初代NSXなど、1980〜90年代に生産された「ヤングタイマー」と呼ばれる車両も多数展示された。これらの車種はアニメや漫画に描かれ、若い世代にも親しまれている。近年は欧米でも古い日本車のカスタマイズが流行しており、外国人の姿もみられた。
初出展のトヨタ博物館(愛知県長久手市)は90年代の車両2台を展示した。トヨタや日産、ホンダ、マツダなど日本の自動車メーカーは、人気の高い旧車の維持をサポートするため、パーツの復刻販売などに取り組んでいる。
若者の車離れが進む中、自分が生まれる前に生産された車両に乗る楽しみ方が静かに広がっている。自動車大国・日本の文化の1つとして、メーカーや国の後押しを期待したい。
イベントは23日も開かれる。(文・写真 鴨志田拓海)
鴨志田拓海
東京写真報道局記者。東京都生まれ、茨城県出身。令和3年入社、ニュース担当。ローカル鉄道の取り組みなどを追った写真で2024年東京写真記者協会企画部門賞を受賞。趣味はドライブ。
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