【年金生活者支援給付金】2026年度の給付金額は3.2%アップ「前年差は年2000円以上」年金事務所相談員が解説「請求タイミングは主に3つ」
65歳時「老齢年金」請求時は要注意!

【年金生活者支援給付金】2026年度の給付金額は3.2%アップ「前年差は年2000円以上!」年金事務所相談員が解説「請求タイミングは主に3つ」
厚生労働省より2026年度の年金額改定が公表され、年金生活者支援給付金も増額となりました。年金受給者の中には「どうやって請求するの?」「いくらくらいもらえるの?」などの疑問を感じている人もいるでしょう。
本記事では、年金生活者支援給付金の2026年度改定額と給付金の請求タイミングについて解説します。特に、特別支給の老齢厚生年金受給者が65歳の老齢年金を請求するときは、支援給付金の請求漏れが予想されるため、確認しておきましょう。
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【年金生活者支援給付金】2カ月に一度「年金に上乗せ」2つの受給要件とは?
年金生活者支援給付金とは、収入の低い年金受給者の生活を支援するために設けられた給付金です。老齢基礎年金や障害基礎年金、遺族基礎年金受給者に支給される年金に、上乗せする形で支給されます。受給する基礎年金の種類によって支給額は異なります。
年金生活者支援給付金の受給要件は、次の2つをいずれも満たすことです。
・老齢基礎年金または障害基礎年金、遺族基礎年金のいずれかを受給している
・基礎年金の種類ごとに定められた所得要件を満たしている
老齢基礎年金を受給している方の場合は、「同居している家族(世帯全員)が非課税かどうか」が大きな分かれ目となります。一方で、障害・遺族基礎年金の方は、ご本人の所得のみで判定されるため、ご家族に収入があっても受給できる可能性があります。詳細については厚生労働省のホームページや日本年金機構のホームページで確認しましょう。
【年金生活者支援給付金】請求しないともらえない!3つの請求方法とは?
年金生活者支援給付金は、請求しないと受給できません。受給要件を満たした場合、原則、日本年金機構から案内がありますが、日本年金機構で受給権者を把握できないこともあるため、注意が必要です。
請求方法は、「年金事務所で手続き」「郵送手続き」「マイナポータルからの電子申請」の3つです。
【年金生活者支援給付金】2026年度の給付金額は3.2%アップ「前年差は年2000円以上!」
2026年度の年金生活者支援給付金額は、2025年度より3.2%アップして次の通りです。

2026年度の年金生活者支援給付金額
なお、老齢基礎年金受給者の給付基準額については、保険料の納付状況などによって異なります。上記の金額は、20歳から60歳までの40年間、国民年金保険料を漏れなく納付した場合の金額です。
ここまで、年金生活者支援給付金の概要と2026年4月の支給額引上げについて解説しました。次章では、給付金の請求タイミングについて紹介します。
【年金生活者支援給付金】年金事務所相談員が解説「請求タイミングは主に3つ」
年金生活者支援給付金を請求するタイミングは主に次の3つです。ケース別の請求タイミングを解説します。
・基礎年金請求時
・前年の所得判明時
・家族状況が変わった時
タイミング①:基礎年金請求時
1つ目のタイミングは、老齢基礎年金または障害基礎年金、遺族基礎年金の請求時です。年金請求手続きを行った時、所得要件を満たしていれば、支援給付金を同時に請求します。
年金事務所などで手続きする場合、相談員などから請求の案内があるので安心です。郵送やインターネットで手続きする場合は、自分で受給要件を確認する必要があるので注意しましょう。

(年金生活者支援給付金請求書のイメージ)
タイミング②:前年の所得判明時
基礎年金請求時に所得要件未達のため支援給付金を受け取れなかった人が、その後に所得要件を満たした場合、所得判明後に請求手続きが必要です。前年の所得は毎年6月頃に判明し、請求すれば10月より支援給付金の支給が開始(10月、11月分の振込は12月)します。
新たに支援給付金の所得要件を満たした人には、9月以降に日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が送付されるので、忘れずに手続きしましょう。

(年金生活者支援給付金請求書(はがき型)のイメージ)
タイミング③:家族状況が変わった時
老齢基礎年金受給者が年金生活者支援給付金を受給するには、「同一世帯の全員が住民税非課税であること」が前提条件です。住民税が課税されている家族の世帯分離や死亡によりこの要件を満たすようになれば、請求手続きして支援給付金が受け取れます。
【年金生活者支援給付金】65歳時「老齢年金」請求時は要注意
特別支給の老齢厚生年金受給者が65歳時に老齢年金を請求する場合、年金生活者支援給付金の請求漏れが予想されます。初めて年金請求するときと異なり、郵送で手続きする人が多いからです。
65歳時老齢年金請求とは、65歳時に受給権が発生する老齢基礎年金と老齢厚生年金の請求のことです。65歳から受給するか、繰下げ受給するかを選択するため、日本年金機構から「年金請求書(はがき型)」が送付されます。
「年金生活者支援給付金請求書」も同封されていますので、支給要件を満たしていれば「年金請求書(はがき型)」とともに提出が必要です。郵送の場合、自分で支給要件を確認しなければなりません。よくわからない場合は、年金事務所で相談することをおすすめします。
おわりに
2026年4月より年金生活者支援給付金は3.2%増額となりますが、請求しなければ受給できません。基礎年金の請求時や日本年金機構から請求の案内が届いた場合、早めに手続きしましょう。
特に、特別支給の老齢厚生年金受給者が65歳の老齢年金請求手続きを郵送またはオンラインでするときは、年金生活者支援給付金の請求漏れに注意が必要です。本記事を参考に支給要件を理解するとともに、不安なときは年金事務所で確認しましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
・日本年金機構「65歳の誕生日を迎える方で、特別支給の老齢厚生年金を受けている方」
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