米空軍、ステルス爆撃機「B-21レイダー」の最新画像を公開…上から捉えた画像は初

アメリカ空軍の「B-21レイダー」は試験の一環として、空中給油を実施した。

  • アメリカ空軍が新たに公開した写真により、ステルス爆撃機「B-21レイダー」の試験が進められていることが明らかになった。
  • B-21は近代化アップグレードが施され、旧来の爆撃機を代替する予定となっている。
  • 同機は2027年の納入が見込まれており、現在は空中給油などの試験が行われている。

アメリカ空軍は、部隊の長距離打撃能力の中核を担う「B-21レイダー」の飛行試験を継続している。こうした中、同機の新たな写真を公開した。

ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)が開発するB-21は、空軍の次世代戦略爆撃機であり、大陸間弾道ミサイル「センチネル」とともに、空軍の核兵器近代化計画の要となっている。B-21の開発・生産計画は予算内で計画通りに進捗しており、来年予定されている量産モデルの納入に向けて生産のペースが加速している。

2026年4月14日に公開されたB-21レイダーの新たな写真には、KC-135ストラトタンカーから給油される様子などが写っている。軍事ニュースメディアThe War Zoneが指摘した通り、給油口、塗装、排気口など、機体の全体像を初めて上から捉えた写真となっている。

B-21を上から捉えた初めての画像。

空軍によれば、この空中給油は「兵器システムの急速な成熟」を示すものだという。メーカーが「史上最も燃費効率の高い爆撃機」と称するB-21のような航空機にとって、空中給油は有事において極めて重要であり、機体の滞空時間を延ばし、作戦行動の範囲を大幅に拡大する。これまでも、空中給油機の存在が、ステルス爆撃機「B-2スピリット」の対イラン作戦の遂行などを支えてきた。

もっとも、将来的にB-1ランサーやB-2スピリットを代替することになるB-21は、燃費効率を重視して設計されており、旧来機と比べてわずかな燃料消費量で運用できる。

「この長距離爆撃機は給油機への依存度を下げ、統合軍を支援するための戦力に余力を生み出す」と、空軍参謀総長のケン・ウィルスバック(Ken Wilsbach)大将が声明で述べている。

「これにより、より幅広い運用オプションと、我が国に必要な抑止力がもたらされる」

アメリカ空軍はB-21の生産スケジュールを加速させている。

アメリカ空軍および国防総省は、B-21の飛行試験や初期調達が予定通りに進んでいることを踏まえ、その開発・試験スケジュールを成功と評価している。