え、どうすればいいの? 40代タイミーおじさんが「説明なし・指導者なし」たった1人の職場に大困惑

写真はイメージです Photo:PIXTA
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、民泊物件でチェックイン業務をやってみた。指示の通りに物件に来てみたものの、今回の“職場”は想像とかなり違っていて……。(ライター みやーんZZ)
民泊でチェックイン対応のスキマバイト!
「基本的に1人での作業」とのことだが……
氷河期世代の40代おじさんである僕が、突如ハマったスキマバイトを紹介する本連載。今回はとある民泊物件で宿泊客のチェックイン対応のバイトをしてきました。
僕は海外旅行が趣味なのですが、最近はAirbnbなどで民泊物件を借り、現地に住んでいる人のような滞在をするのがお気に入り。これまでいろいろな国でさまざまな民泊物件のチェックインを経験してきましたが、今回はチェックイン対応をする側に回れるというのが面白いなと思い、仕事に申し込みました。
スキマバイトアプリの仕事概要によると、物件は個人オーナーが所有しているようです。部屋の清掃は委託の業者によって完了しており、その清掃の最終チェックをすること、宿泊客のチェックイン対応をして部屋まで案内し、スーツケースなどの荷物を持って階段を上がること、必要に応じて物件の清掃や備品チェックをすることが仕事のようです。
服装は自由。やることをやれば、その他の時間はスマホを見ようが近所のコンビニに行こうが問題ないみたい。だいぶゆるい感じがして面白そうです。
当日、アプリに記載されている住所に行くと3階建ての小さな物件を発見。2階と3階に1部屋ずつあり、1階はテナントの店舗が営業をしています。物件に入り階段を上がってみると、踊り場部分にタオルや歯ブラシなどアメニティー類、英語で書かれた近隣の案内地図が置かれており、そこにスキマバイトのチェックイン用のQRコードもありました。
どうすればいいの……?
依頼主に業務内容を確認
それ以外に仕事の指示が書かれたものなどは一切なし。アプリでは「基本的に1人での作業となります」と記載されていましたが、仕事申し込み後もメッセージ等での具体的指示はゼロ。
「一体、どうすればいいんだろう?」と思いながら連絡先に電話をかけてみましたが、誰も出ません。途方に暮れていると、折り返し電話がかかってきました。
電話をかけてきたのは今回の仕事の依頼主。「仕事をどのように進めればいいですか?」と質問をすると、業務内容を説明してくれました。
「階段のところにあるQRコードで勤怠記録すること。対応する宿泊客は1組のみ。○時ぐらいに宿泊客が来る予定なので、出迎えて部屋までスーツケースを運んでほしい。エレベーターはないので自力で上がる。到着は前後する可能性があるので予定の10分前ぐらいから物件前に立っていてほしい」
「宿泊する部屋の鍵はキーボックスに入っているので鍵を取り出し、部屋に入って清掃が済んでいるのか確認してほしい。宿泊客が来たら部屋に案内し、鍵を開けてその鍵を渡してほしい。部屋の説明書きは部屋内にあるので、それを宿泊客に見せればOK。なにか聞かれたら自分で英語で話すか、翻訳アプリを使うなりしてなんとかしてほしい。宿泊客が来る前に階段の拭き掃除をしてほしい」
この依頼主の方、基本的にはこちらが聞かないと必要な情報を言ってくれないので微妙ですが、宿泊客の方の名前や属性なども聞き出せたのでこれでなんとかなりそうです。とりあえず、キーボックスから部屋の鍵を取り出して今日、お客様が泊まる部屋の中に入ります。
依頼主が言っていた通り部屋の清掃はちゃんとできており、アメニティー類もしっかりセットされていることが確認できたので問題はなさそう。「部屋のチェックをしたらエアコンをつけておいてほしい」とも言われていたのでエアコンのスイッチを入れ、せっかく清掃済みの部屋を汚してはいけないので一旦、部屋から出ました。
続いて、階段の拭き掃除を行います。階段の踊り場にある、捨てる予定の枕カバーを取り出し、それを濡らして拭き掃除をするように指示されていました。たしかに踊り場にいくつか枕カバーがあったのでそれをお客様が泊まる部屋の水道で濡らし、しっかり絞って階段の拭き掃除をスタート。
待機場所は「階段の踊り場」
なんとも言えない気分になる……
しかし枕カバーを雑巾代わりにするなんてなんか複雑な気持ちになります。10分ぐらい、しっかり拭き掃除をし、使用済みの枕カバーをどうするのかの指示はなかったので元々枕カバーが置かれていた場所に置いておきました。
階段拭き掃除が完了した時点で宿泊客の方が来るまで30分以上時間がありますが、もうすることがなくなってしまいました。チェックイン対応ということなのでてっきり、フロント的な待機できる場所があるのかと思っていたのですが、そんなものは一切ありません。階段の踊り場に座ってしばらく時間を潰してみましたが、これはこれでなんとも言えない気分になります。
誰かが階段を上がってきた時に知らない人が踊り場で座っていたらびっくりするだろうなと思い、物件を出て近くのコンビニに行ったり、近所をぶらぶら散歩したりして時間を潰しました。
そして到着予定時刻の10分前となったので、建物の前に立って待機します。宿泊客が来るまでは何をしていてもよいということだったのでぼんやり適当にスマホをいじって待っていたのですが、なかなか宿泊客の方は現れません。いくら出迎えとはいえ、ひたすら突っ立っていつ来るかわからない人を待つのはなかなかダルい。ちょっとした椅子でもあればだいぶ違うのですが……折りたたみ式の椅子を持ってくればよかった、なんて思いながら待ち続けます。
結局、宿泊客の方々は予定の30分遅れで到着。大きなスーツケースを持った3人組の男性です。お名前を確認したところ、依頼主に教えてもらったものと同じ。念のため、パスポートを見せてもらって本人確認完了。
「それでは部屋まで行きましょう。階段しかないんで大変ですけど……一番重いスーツケース、持ちますよ」と言って、超重いスーツケースを運びながら部屋まで案内します。

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スムーズにチェックイン&説明完了
面白い体験ができました!
部屋に着き、依頼主から言われた通り、案内書きを見せて「鍵はここに置いておくのでどうぞ。注意事項はここに書いてあるのでよろしく!」と英語で伝えました。僕の対応はこれで完了なんですが、これだけだとちょっと淡白すぎるなと思ってちょっとだけ英語で会話。
「日本ははじめて? 何泊するんですか?」と聞いてみたら「今回がはじめて。7泊するんだよ。あちこち行って東京を体験するのが楽しみなんだ!」と答えてくれました。「いいですね。じゃあ、疲れていると思うから、ゆっくり休んで東京を楽しんでください。なにもなければこれで。バイバイ!」と言って部屋を後にしました。
スキマバイトでちょくちょく英語を話す機会があるので徐々に英語コミュニケーション能力が上がってきていることを実感しており、非常に満足です。
チェックイン手続きが完了した旨をスキマバイトアプリのメッセージで依頼主に報告。「終了予定時間までは対応があるかもしれないから、物件のそばにいてほしい」と返ってきたのでそこから30分ぐらい、近くのコンビニなどで時間を潰しながら待機。何事もなく予定時間が来たので物件に戻り、QRコードで退勤手続きをしてお仕事が完了しました。
今回も無事、お仕事完了できてよかったです。仕事自体は楽だったのですが、待ち時間ばかりだったので暇疲れしてしまいました。物件内に待機できる場所があれば最高だったんですけど……まあ、しょうがないですね。
なにはともあれ、今回も面白い体験ができました!