お魚料理コンテストで地産地消を~マルトマ苫小牧卸売 卸売市場の取り組み

お魚料理コンテストで地産地消を~マルトマ苫小牧卸売 卸売市場の取り組み
苫小牧市公設地方卸売市場の指定管理業者、マルトマ苫小牧卸売株式会社での、苫小牧産魚介の消費拡大、地産地消の取り組みについて、ご紹介させていただきます。
マルトマ苫小牧卸売では、指定管理事業の一環として、苫小牧産魚介類の普及と消費拡大につなげるために、2023年2月に、「第1回お魚料理コンテスト」を実施いたしました。
コンテストでは、苫小牧市民を対象に、購入したお魚が苫小牧産であることがわかる写真の添付とレシピ、完成料理の写真を提出してもらい、料理の写真とレシピの書面審査を実施。1回目の実施で、「内容があまりにも濃く、出来が良かった」と感動し、「レシピ集を作りたい」と四季を一巡するために、第2回は「秋」、第3回は「夏」、第4回は「春」、と合計4回にわたり、コンテストを実施いたしました。
この4月、各回の最優秀賞のレシピ1品と優秀賞2品の合計12品を、A5サイズのカード型、片面カラー印刷で1品につき1枚、受賞作品の写真は、考案者が撮影したものを使用し、メニュー名、考案者名、材料や作り方などを明記したレシピカードを作成し、必要に応じで取り外しができるよう、リングでまとめる形にし、約10万円で100部制作しました。
このコンテストの実施をきっかけに、苫小牧市内のお店に並ぶ魚に「苫小牧産」と明記される波及効果があり、苫小牧市民の目に触れる機会が増えたようです。
■第4回お魚料理コンテスト応募時の苫小牧産ババガレイ

苫小牧では、比較的年中手に入りやすいババガレイ。
肉厚で濃厚な脂が特徴の高級魚です。
体表の粘液から「ナメタガレイ」とも呼ばれています。
■ババガレイのしそ巻きロール揚げ梅ソース

第4回お魚料理コンテストのために考案した1品です。
さばいたババガレイの半身をしそで巻いて、片栗粉を漬けて揚げ、梅ソースで頂く料理にしました。
■第4回お魚料理コンテスト応募時の苫小牧産桜ます

北海道では桜ますが店頭に並ぶのは、3月くらいから。
サケ科の魚ですが、産卵期になると体が桜色になることから桜ますと呼ばれ、全体的にとれる量の少ない魚で、貴重なお魚です。
苫小牧産ではなかなか手に入らず、応募に苦労いたしました。
■さくらますの春のおもてなし茶碗蒸し

桜ますを使用した、春のおもてなしの1品に加えたい茶碗蒸しをお魚料理コンテストのために考案しました。
■第4回お魚料理コンテスト応募時の苫小牧産八角

トクビレは、角ばった体の断面から、北海道では八角と呼ばれている高級魚です。
北海道でもなかなかお目にかかれない魚のひとつです。
白身魚で、上品な脂、強い旨味が特徴。
干物として売られていることが多いです。
■第4回お魚料理コンテスト最優秀賞の「八角のぶぶあられ揚げ」

焼き魚としてしか食べたことのなかった八角を使用した1品。
焼いてほぐした八角をちぎったはんぺんと一緒に団子にしてぶぶあられをつけて揚げた1品。
合計4回実施されたコンテストで、第1回~第3回まで優秀賞を受賞。最後の「春」のお魚料理コンテストでは、「八角のぶぶあられ揚げ」で。悲願の最優秀賞を受賞。
ひな祭り、卒業、入学など、春に増えるおもてなしを意識したお料理にしました。
■ コツ・ポイント
漁業の担い手不足や、漁業事業にかかるコスト高騰を背景にした魚介の価格上昇など、魚食文化を取り巻く環境も厳しくなりつつありますが、天然魚の栄養はほかにはない、人間の体にとって必要な栄養がたくさんあります。
北海道では、道として、飲食店でのお魚料理消費拡大のための「Oh魚フェア」なども実施しています。
お魚の消費拡大に取り組む地方の卸売市場の取り組みをぜひ知っていただきたいと思いました。
暮らしニスタ/ちいさなしあわせキッチンさん
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