首都圏の「私立大学の入学費用」が過去最高! “年収の3割”は子どもの大学費用ってほんと?

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首都圏の「私立大学の入学費用」が過去最高!“年収の3割”は子どもの大学費用ってほんと?

私立大学の入学費用が過去最高!?

まずは、最新の調査から、私立大学にかかる費用を確認していきます。東京地区私立大学教職員組合連合が行った「私立大学新入生の家計負担調査」によると、受験から入学までにかかった費用は以下の通りとなっており、過去最高となりました。

  • 自宅外通学者:約235万円(前年度比3万9202円、1.7%アップ)
  • 自宅通学者 :約165万円(前年度比3万902円、1.9%アップ)

ここ最近の物価高の影響も受け、自宅外通学者の生活用品費用が、前年に比べて1万6900円増加しています。また、大学に納める初年度納付金が1万5702円増加しました。

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大学生イメージ

※本調査は2025年度(2025年4月入学者)を対象とした、首都圏(東京・埼玉・栃木)の10私立大学・短大を対象とする調査であり、全国の私立大学全体を示すものではありませんのでご注意ください。

年収の3割が大学費用!

さらに、同じ調査によると、自宅外通学者が私立大学に入学の年にかかる費用は、平均320万7983円となっています。これは、受験費用、住居費、私立大学初年度納付金、仕送り(4~12月)の合計金額です。なお、親が子どもに仕送りをしている金額は、入学年度(4月~12月)の9か月間で85万4000円となっています。※6月以降の月平均9万1600円

また、自宅外通学者の世帯の税込年収は、1045万7000円となっています。つまり、大学初年度にかかる費用は、税込み年収の30.7%となっており、私立大学に入学した子の家庭では、年収の3割が子どもの大学に関わる費用の出費があるという結果になりました。

子どもが大学院に進学したり、兄弟姉妹がいる場合は、大学にかかる費用がさらに増えることも認識しておきましょう。

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学費イメージ

※あくまで入学初年度のみの費用比率です。2年目以降は学費(年間約140万円)と仕送りが主な支出となり、金額は初年度より下がります。また、この数値は首都圏の自宅外通学者世帯を対象とした調査データです。

大学費用を節約するポイント

では、子どもの大学費用を上手にやりくりする方法を考えていきます。以下のようなポイントを意識するとよいでしょう。

  • 本人との話し合い、可能な場合は自宅から通える大学を選ぶ
  • 本人との話し合い、国公立大学への進学を検討する
  • 一人暮らしをする場合は、大学と提携している寮やアパートを選び、家賃を節約する
  • 返却不要の奨学金、大学独自の低利子や無利子の奨学金を活用する
  • 必要に応じて、有利子の奨学金を検討する
  • 子ども自身もアルバイトなどをして自分の生活費の一部を賄う

できれば、子どもが一番望む大学に行かせたいと考える親は多いでしょう。しかし、私立大学や自宅から離れて一人暮らしをする場合は、国公立や自宅から通う場合に比べて、大幅にコストが高くなります。子どもとの話し合いが必要ですが、できるだけコストを抑えながら、本人が学びたいことを勉強できる大学がないか、話し合ってみることが大切です。

その他、負担が少ない奨学金を探してみたり、子ども自身にもアルバイトを検討してもらう必要があります。あらゆる選択肢を探して、子どもが大学を卒業できる見通しを立てていきましょう。

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キャンパスライフ

しっかりとしたお金の計画を!

今回ご紹介した通り、私立大学に自宅外から通学する場合には、年収の3割が大学費用になるなど、子どもの大学進学は家庭にとって大きな負担があることが分かります。そして、これらの費用は、すぐに貯めることができる金額ではありません。子どもが小さいうちからコツコツとお金を貯めて、長期的に準備をする必要があります。大学費用をやりくりするポイントを確認しながら、子どもが望む進学先に進めるよう、計画を立てていきましょう。

下中英恵/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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