「スバル ボクサー ラリー spec.Z」が全日本ラリー選手権デビュー! 第3戦「YUHO Rally 飛鳥」開幕
2026年5月8日~10日 開催

奈良県天理市の天理市役所でセレモニアルスタートが行なわれた
5月8日~10日にかけて開催される全日本ラリー選手権第3戦「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」が開幕した。
SUBARU TEAM ARAIは4月24日に発表されたばかりのスバルの新マシン「SUBARU Boxer Rally spec.Z」で参戦。ドライバーは新井敏弘選手、コドライバーは安藤裕一選手が務める。

新マシン「SUBARU Boxer Rally spec.Z」。過給器付き車両を対象として、全日本ラリー選手権のために開発されたカテゴリ「JP4」で参戦。JP4はFIAの定めるラリー2カテゴリの原則に基づいている

エンジンはBRZのFA24にターボを装着。4WD化によってエンジンの下部にはフロントのデフギヤが収められているため、エンジンは少し高い位置に搭載されている

スバルのテントではセレモニアルスタートの直前まで整備が行なわれていた

ラリー車らしいロングストロークのサスペンション。リアはサスペンションの付け根がロールケージと一体となっており、車体の剛性を高めている

新井敏弘選手と安藤裕一選手はセレモニアルスタートの直前まで読み合わせを行なっていた

株式会社SUBARU 取締役 専務執行役員 CTO 藤貫哲郎氏も応援に駆けつけた

ラリー飛鳥には富士スバルから2名、静岡スバルから1名、奈良スバルから1名、東京スバルから1名、計5名のディーラーメカニックが参加している
奈良県天理市で行なわれるセレモニアルスタートの前に新井選手に話を聞くと、発表後もあまりマシンには乗れていないとのこと。現時点での完成度は「まだ6割程度」といい、事前の走行ではマイナートラブルが多発し、解消に時間を費やしていると話した。
発表時に触れられた熱対策についても「センタートンネルがものすごく熱くなっちゃう。真面目に対策しないとだめ」と話し、対策は試みているものの、根本的な解決に至っていないと述べた。
とはいえ、「まだまだやってみたい、やっていきたいことがたくさんある。伸びしろがある」と、これからさらにセッティングなどの細かい部分を詰めていくと、意気込みを語った。
また、今回のラリー飛鳥での目標は「完走」としつつ、「ある程度(ヤリスラリー2と)タイムの比較ができるように、ちゃんと走っているところはタイムがどのくらい出るのかを確認したい」と、今後につながるデータをしっかりとっていくとした。
新井選手は「例えるならこれまでのS4はSUVで、新マシンは乗用車くらい変わった。確実に戦闘力が上がっている。新マシンはルーフが低いから重心が低いと思うので、そのあたりの強みを活かして走りたい」と笑顔で語り、「シーズン中にポディウムには上がれるようにしたい」と、今シーズンの目標を述べた。
ラリー拠点となる奈良県天理市では、5月8日にセレモニアルスタートが行なわれ、スバル ボクサー ラリー spec.Zを含む全クラス68台の出走車が天理市役所からスタートしていった。9日~10日にかけて、総走行距離386.98km、計12本のスペシャルステージを走り抜けていく。

セレモニアルスタートでは、集まった観客から「カッコイイ!」という声が上がっていた。この新マシンをきっかけに、WRCへの復帰も期待したい
関連記事
レクサス、新型「ES」をトヨタテクニカルセンター下山で公開
三菱自動車、2025年度通期決算は売上高3.9%増の2兆8965億万円ながら、営業利益45.6%減の755億円、当期純利益75.6%減の100億円で増収減益
マックス・フェルスタッペン選手がスーパーGTに挑戦