「諦めなくてもいい人生を」息子に最大限のことをしてあげたい/egg わたし、あなたの子どもです。(7)

あきらめなくて良い人生を

体を痛めて産んでいない。育ててもいない。ただ、半分血がつながっているだけ…。

それは「家族」? それとも「他人」?

この物語で描かれるのは、20XX年、少子化及び同性婚認可に伴い、有償による第三者からの卵子及び精子の提供が合法化された世界。誰でも対価を支払うことで、他人の卵子や精子を利用し子どもを「作る」ことが可能になった世の中で、「家族のカタチ」はどう変わっていくのでしょうか。

卵子提供をしたことすら忘れていた女性たちのもとに、ある日突然「あなたの子どもです」とやってくる少年少女たち。いきなりのことに動揺するも、彼女たちはそれを受け入れて…。

新しい家族のカタチを描く、 オムニバス・ストーリーをお送りします。

※本記事は鳥野しの著の書籍『egg わたし、あなたの子どもです。』から一部抜粋・編集しました。

本当によろしいんですか?

大人にするだけならなんとかなるけれど

よりよく生きてほしい

自分のような人生を送らせたくない

幸せになるに値する

元気でね

ずっと、ずっと…

僕は子どもの頃…

思い出すと幸せな感じがして

世界のどこかで見てくれてるといいな

著=鳥野しの/『egg わたし、あなたの子どもです。』