コインPで「あなたのクルマ駐車NGです!」 なぜ停めちゃダメ? 「ハイエース」や「SUV」が“利用不可”のことも… 駐車場利用「前」に確認したいポイントとは

あなたのクルマ、「ボディサイズ」は把握していますか!?

 クルマで出かける際、目的地の近くにある「コインパーキング」は非常に便利な存在です。しかし、実は全てのクルマが利用できるわけではなく、いわゆる「駐車NG」となるケースもあります。

 

 知らずに利用しようとしてトラブルになることも少なくありませんが、どのような条件で駐車NGとなるのでしょうか。

コインパーキングで「駐車NG」なんてあるの!?[イメージ画像:PIXTA]

コインパーキングで「駐車NG」なんてあるの!?[イメージ画像:PIXTA]

 まず、一般的なNG条件は、車両のサイズや重量に関する制限です。

【画像】「えっ…!」無断駐車で「モヒカン」に!? これが「スゴい駐車場」です!(30枚以上)

 駐車場には様々なタイプがありますが、特に「機械式立体駐車場」では、クルマを載せるパレットの大きさや高さに厳格な制限があります。全高1.55m以下、重量2.0t以下となっているケースが多いようです。

 また、「平置き」や「自走式立体駐車場」でも、多くの場合、車両サイズ(全長、全幅、全高)、車両総重量、最低地上高などが現地の看板などに明記されています。

 例えば、ある大手コインパーキングの一般的な平置き駐車場の規定では、全長3.3m~5.0m以下、全幅1.4m~1.9m以下、全高1.2m~2.1m以下、最低地上高15cm以上、車両総重量2.5t以下とされています。

 この条件を超える車両は、原則として利用できません。

 数値だけ列記してもピンとこない人がいるかもしれませんが、一例をあげると、トヨタの商用ワンボックスバン「ハイエース」のハイルーフ車が高さがオーバーしたり、大型四輪駆動車「ランドクルーザー」が幅のオーバーで、レクサスの高級セダン「LS」が長さオーバーなど、それぞれ該当する可能性があります。

 ただし制限値は駐車場ごとに異なるため、必ず現地の看板で確認する必要です。

 さらに、「最低地上高」の規定にも注意が必要です。

 特に地面からロック板がせり上がる「フラップ式」では、「最低地上高15cm以上」を求められます。

 これは道路運送車両法の保安基準(通常9cm以上)より厳しい数値です。

 ローダウン車やエアロパーツ装着車の場合、車検に適合していても規定を満たさず駐車NGとなる可能性があります。無理に停めると、ロック板で車体下部を損傷する恐れがあります。

 逆に、最低地上高が高すぎるオフロード車などにも注意が必要です。

 車両検知センサーが反応せず、課金トラブルに繋がる可能性があるため、駐車を断られるケースがあります。

 改造車全般についても、利用規約で禁止されている場合があります。エアロパーツなどが設備と干渉する可能性があるためです。

 エアサスなどで駐車中に車高が変わるクルマも同様です。

駐車場に記された「規約」はしっかり把握しておこう

 さらに、一般的な四輪車用コインパーキングに「バイク」を駐車することも、原則禁止されています。センサーが認識しなかったり、ロック板が適切に作動しなかったりするためです。

 バイクは専用駐車場を利用しましょう。

駐車場のタイプによっても「駐車NG」の条件は違います[イメージ画像:PIXTA]

駐車場のタイプによっても「駐車NG」の条件は違います[イメージ画像:PIXTA]

 同様に、キャンピングカーやトラックなどの「大型車両」も、サイズや重量、取り回しの問題から基本的に利用できません。

 車両だけでなく「利用方法」のルール違反も、駐車NGやトラブルの原因となります。

 多くの駐車場では連続駐車時間に制限(一般的に48時間以内)があります。

 これを超えると放置車両とみなされる可能性があります。

 また、車内で寝泊まりする、いわゆる「車中泊」も、セキュリティや衛生面、他の利用者への迷惑などの理由から、推奨されず禁止されている場合がほとんどです。あくまで緊急時の休憩(仮眠)にとどめるべきでしょう。

 コインパーキングは一時的な駐車のための場所です。

 もちろん、キャンプ行為(テーブル設置等)、調理、車両整備、ゴミの不法投棄(特に家庭ごみ)、長時間のアイドリングなども禁止されています。

 駐車枠からはみ出す、複数の枠を占有するといった不適切な駐車も規約違反です。

 最近増えている「ロックレス式」の駐車場では、支払い忘れやナンバー読み取りエラーなどで不正利用となってしまうこともあります。

※ ※ ※

 コインパーキング利用時は、まず自分のクルマのサイズ(特に全幅、最低地上高)を把握しましょう。

 なお、運営会社や個別の駐車場によって規定が異なる場合があるため、最終的な確認は現地の看板や利用規約で行うことが大切です。

 ルールとマナーを守り、誰もが気持ちよく利用できる駐車場環境づくりを心がけましょう。